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【ピアノ日記】ゆっくり練はピアニストの特権!

いつまでもデフォルトのニコちゃんマークというのも張り合いがないので、プロフィール写真を設定してみた。ちょっとはそれらしくなったかしら。。

現在、ベートーヴェン告別の三楽章を練習しているのだが、えっちらおっちらやっているせいか、全然進まない。
そもそも細かい音符がたくさんで、テンポも速いので、なかなか弾けるようにならない。

↓ここの部分なんて、見て!

こんなに細かくコードを変えちゃって、、、こんなん聞いてる人だって絶対聞き分けられんわ!!
(注:テンポが速いのです)

こういうところに限らずだが、弾けるようになるために私がよくやる方法は、寝てても弾けるぐらいゆっくりから始めて、メトロノームの目盛りを一つずつ上げていくというもの。メトロノームのテンポについていけなくなったら、そこでいったん辞めて一日寝かせる。すると脳が寝ている間に学習し、翌日はもっと速く弾けるようになっている。これを2〜3日続けると、よっぽど難しい箇所は別として、大体の箇所はまあまあいいテンポで弾けるようになる。
機械的な練習なのでいい方法ではないかもしれないのだが、私の場合はこれが最短なのです…。
(もっといい方法ご存知の方ぜひ教えてください〜🙏)

で、このゆっくり練(←自分で名付けた名前。メトロ練とも言う)でゆっくり弾いていると、ここに限らず色んな曲でも、コードの進行がものすごく絶妙なことに気付く。作曲家ってほんとにすごいわ。ゆっくりの練習だからこそ、味わえるというか。目福ならぬ、耳福。
これは明らかに、練習している人だけが得られる特権ですよ! 聞いてるだけならほんの一瞬で通り過ぎますからね。
しかも単旋律楽器と違って、ピアノはハーモニーを奏でられるから、練習時により一層和音を楽しめます。ゆっくり練はピアニストの特権なのです!(タイトル回収)

しかし今はこんな殊勝なことを言っている私も、かつては「ゆっくり練かったるいな〜、早くテンポで弾きたいよ」と、焦ってゴールに到達しようとしていた。
でもアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けるようになってから、こういう考え方をだんだんしなくなってきました。というのも先生に、音と音の間をよく聞くように、と言われるから。音と音の間を聞くようにすると、自ずと和音の響きを聞くようになり、その一瞬一瞬の移り変わりの美しさを感じられるようになってきた。
アレクサンダー・テクニークを習ってからは、音楽の楽しさが前より増した感じがして嬉しい♪

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