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【ピアノ日記】2022年の振り返り、気付き
電車内にあったお寺の中吊り広告に、毛筆で「分散初詣」と書いてあったのを「分散和音」に一瞬空目して、「!?」と見返す2023年正月…。
自分自身の大切な記録として、2022年にピアノの練習~本番を通して学んだことをまとめてみようと思います。
チャレンジなくして得るものなし
人生チャレンジすると、得るものが大変大きい。言葉にすると月並みだけど、2022年はもうほんとこれを実感した年でありました。やってる最中は、楽しいハズの趣味を自ら好き好んで追い込んで苦しくなっているとは、自分はバカなんじゃなかろうかと何度も思いました。。が、発表が終わってみると、そのおかげで本当に自分が飛躍できたと実感しました(自分比だよ)。1回の本番が100回の練習に相当すると先生もおっしゃってました。あの辛さを思うともう当分こんな思いはしたくないと思うものの、得たものを考えると、やはり定期的にチャレンジしていった方が、結果として人生の楽しみも広がるなと感じたのでした。
緊張してても表現する
ピアノの本番の緊張って、ものすごいですよね。単旋律の楽器とは比べ物にならないと思います(🎻もやっているので、単旋律の楽器には単旋律なりの難しさがあることは十分に理解しております。あと、音程取る苦労も)。
同じく趣味でやっているダンスも、もちろん本番で緊張はするけど、そうは言っても「よっしゃ、やったるで!」みたいな、前向きな緊張なんですよね。ひとたび舞台に立ってライトを浴びれば、多少振り付けを間違えようが何しようが、全身を動かし、曲に乗り、踊りの世界に入り込むことが自然にできる。
けど、ピアノの緊張は、とにかく単なる緊張で、本番中もずっとそう。イヤな緊張なんですわ💧
昨年末の本番では、アレクサンダーテクニークのレッスンを受けたおかげで、緊張が音や手に表れたり、心が浮わついておっかなびっくりの演奏になることをようやく克服できた! と思えました。
反面、まだまだできてないな…と思うのは、家でリラックスして弾いている時ぐらい、曲の世界に入り込んで弾くこと。もっと表現できたはず! ちょっと気持ちが足りないな、と後から録画を見て思いました。やっぱり曲も難しくて緊張しているから、「私の演奏はこうだ!(バーン!)」みたいに、自分を解放しきれてないんですよね。
今後は、単に楽譜どおり弾ければ満足というのではなく、緊張する本番の場面でも、曲への思いを十分に乗せて弾けるのを目標にしたいです。
呼吸できるようになった
2022年にできるようになったことでこれが一番大きいです。難しいところで息を止めるクセがなくなり、ずーっと呼吸していられるようになりました。それがすごく演奏中の安心感につながった。練習を始める前に、長い時間をかけて息を吐いたり吸ったりしてから始めるようにしたのもよかった気がする。
日常生活でも以前はしょっちゅう息を止めていたけど、今では大丈夫。やってるうちに呼吸にハマって、呼吸法を習いに行ったり、瞑想を試してみるようになりました。呼吸の良さに気付いたことは、一生ものの宝と言えるだろう。
今弾いている音に集中する意識
これがまた、自分の中で結構すごい発見(アレクサンダーで習ったので自分で発見したわけではないのだが😁)で、これってピアノだけでなく、他の色んなことに応用できることが分かったんですよ。ダンスもそう。前回の日記でも書いた、待てる勇気がほしい件。今やっているステップに集中できていないから、焦って次のステップに飛びついてる。
芸事以外でもそう。本を読む時、答案を作る時、その他諸々、これまではなんでもゴールばかり見て、途中の過程を焦ってやっていた。かつて会社員時代、仕事のやり方もそうだった。多分そういう性格なんだと思います。
でも今は少しずつ、途中の過程一つ一つに集中する意識が生まれている。これまでの人生で上手くできなくて途中で諦めたことも、今やってみたらまた違う結果になるような気がしています。
というわけで、ピアノという題材を通して何かもっと深い、生き方の部分にまで変化が起こった気がしています。
それもこれも、そもそもは自分の実力より難しい曲に辛くてもチャレンジしたからであって、また最初の話題「チャレンジなくして得るものなし」に戻るというw
小さくても大きくても、うまくできてもできなくても、今後も挑戦していきたいと思います♪