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支援員として働くメリット・デメリット~元塾講師・元家庭教師編~

こんにちは。小学校で支援員をしていました、nanoです。

この記事では、
元塾講師、元家庭教師が、支援員という職に就いた場合のメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

メリットその① 指導経験が生かせる

支援級には、さまざまな学年の子が一緒のクラスになることが多いです。
また、特徴も様々で、みんなで一斉に先生の方を向いて、先生の指示通りに動けるか、というと、そうではない子がたくさん集まります。
そんな時に、個々に応じて、支援員は、子供達に声掛けをしたり、個別指導のようなこともします。

メリットその② 昼間に「教える」仕事に携われる

塾や家庭教師だと、どうしても主な勤務時間は夕方以降や、休日になってしまいがちです。特にお子さんがいらっしゃる場合などは、家族と活動時間がすれ違いになってしまう…なんていうこともあると思います。
特に、お子さんが小中学生であれば、お子さんが家にいる時間、同じ場所で過ごせます。

メリットその③ 人と関われる

学校の支援員は、たくさんの子供達と、先生方に交じって仕事をしますので、常に人と関わりながら仕事をすることができます。
特に、個人塾で先生をされていた方や、プロ家庭教師だった方に、大きなメリットとなると思います。

メリットその④ 教え方の勉強になる

支援員として、先生の授業を間近で見る機会も多いですので、
指導をする際の勉強になります。
特に普通級での授業は、大勢の子供達に授業に集中してもらわなければいけません。先生の授業は、とても勉強になります。


デメリットその① メインとしての指導をすることはできない

先ほど、メリットその①として、「指導経験が生かせる」と書きましたが、それは担任の先生の「お手伝い」としてです。
逆を言えば、メインとして指導することはできません。
自分の指導の仕方で進められないので、物足りなさも感じるかもしれません。

デメリット・その② これまで指導してきたことを忘れてしまう

突然ですが、今これを読んでいる元塾講師、家庭教師の皆さんは、生徒さんは何年生が多いですか?
文部科学省の調査によりますと、塾・家庭教師の利用率が一番多いのは、「公立の中学生」とで約80%ほどだという結果があります。
ほとんどの塾・家庭教師にとって、一番多い生徒さんは、中学生ではないでしょうか?

支援員として、学習の補助をする機会も多いですが、それも、内容は小学校の内容となります。
支援員をしながら、自宅で、勉強を継続していかないと、これまで習得してきた内容を忘れてしまうことも、あるかと思います。

デメリットその③ 人間関係が煩わしい

こちらも先ほど、メリットとして、「人と関われる」と書きました。
これは逆に、「大勢の人と関わらなければならない」と言いかえることもできます。

デメリットその④ 勉強だけ教えられればいいわけではない

塾や家庭教師をしている時は、一番の優先事項は「指導力」でした。
どれだけ成績を上げることが出来たか?
どれだけ分かりやすく指導出来るか?
という部分が、とても大きいと思います。
これが一番難しいところではありますが、これが出来さえすれば良い世界でした。
一方、小学校の支援員は、いかに、子供達や先生達とうまくやっていけるか、のほうが重要になって来ると思います。


いかがでしたでしょうか?
私が個人的に思う、メリット・デメリットを同じ数ずつあげてみました。
人それぞれに照らし合わせて、メリット・デメリット、どちらのほうが大きいか、考えてみて下さいね。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。






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