池田弘佑(Kohsuke IKEDA, OLY)

東京2020オリンピック日本代表 / 闘病記 / にしな / 陸上競技 / 言語化練習日記 / 毎週金曜日お昼頃に投稿します!

池田弘佑(Kohsuke IKEDA, OLY)

東京2020オリンピック日本代表 / 闘病記 / にしな / 陸上競技 / 言語化練習日記 / 毎週金曜日お昼頃に投稿します!

マガジン

  • Athletics Insight

    • 7本

    Athletics Insightへようこそ👟 このマガジンでは、陸上競技を通じて世界にメッセージを発信したい!俺の思いを聞いてくれ!というアスリートたちの思いを掲載しています。 そんな選手たちのアツい叫びを聞いてやってください!

  • 闘病記”青いままでいい”

    東京五輪後〜現在に至るまでの話です。

  • 海外遠征記🇦🇺🇫🇷🇳🇴🇲🇹

    海外遠征の記録です。これから海外に飛び立つ選手のお役に立てたなら幸いです✨

最近の記事

  • 固定された記事

アスリートには、勝ちたい選手と、何かを伝えるために勝ちたい選手がいる

あなたはどちらでしょうか。 もちろん、どちらが良い/悪いということはありません。 スポーツをする理由なんて人それぞれですから。 しかし、私は「何かを伝えるために勝ちたい選手」を応援したくなります。 理由は、私自身が持っている信念があるから。 それは、「競技における成功は、決して自分の努力だけで得られるものではない」というものです。 個人の努力を否定するつもりはありません。 競技の成功は、個人の努力なくしてあり得ないでしょう。 しかし、それと同時に、多くの周囲の支えや運が

    • 飛び込む勇気が未来を変える:ネットでは得られない本当の学び

      画面を通じて見ていた人に、実際に出会ったことはありますか? スポーツの試合でも、 アイドルのライブでも、 偶然に街で見かけたでも、 なんでもOKです。 その時の印象はどうでしたか? 「テレビ以上にかっこいい!」 「やっぱり有名人は違う!」 想像以上の迫力に圧倒された人もいるでしょう。 あるいは、 「あれ?意外と普通の人…?」 期待が高すぎて、そのギャップに戸惑った人もいるかもしれません。 そうです。画面を通して見るのと、リアルで出会うのとは全然違うんです。 先週、

      • ネットで勉強してはいけない

        「インターネットで勉強してはいけない」 過去の私に伝えたいことの一つです。 YouTubeを開けば、数えきれないほどの”勉強”動画が並び、Googleで検索すれば、関連する記事が星の数ほどヒットします。 この便利さに、かつての私はすっかり魅了され、インターネットを頼りに勉強していた時期がありました。 しかし、皆様ご存知の通りネットは玉石混淆、質の高いものから低いものまで様々な情報で溢れています。 しかもそのほとんどは石ばかり。 玉なんてほんの一握りしかありません。 恥

        • 【共同運営マガジン】"Athletics Insight"参加者募集中

          📢Athletics Insightとは『Athletics Insight』は「陸上競技を通じてメッセージを発信したい!」そんなアスリートたちによる共同運営マガジンです。 陸上に関わる/関わっていた人たちであれば誰でも大歓迎です! note初心者でもOK! 📢Athletics Insightに込めた想いメッセージを発信する人のお手伝いがしたい! 陸上に打ち込んできた方々にはその人なりの思いや学んだことがあると思っています。 しかし、なかなか想いを発信する機会が無い

        • 固定された記事

        アスリートには、勝ちたい選手と、何かを伝えるために勝ちたい選手がいる

        マガジン

        • Athletics Insight
          7本
        • 闘病記”青いままでいい”
          6本
        • 海外遠征記🇦🇺🇫🇷🇳🇴🇲🇹
          10本

        記事

          誰が何と言おうが、これは私の幸せ〜にしな『ねこぜ』と推しの生き方〜

          「好きなもん」にのめり込めるって、素晴らしい体験ですよね。 自分の生きがいとして愛を注ぐ対象があることの尊さ、それが最近リリースされた私の推し、にしなの新曲『ねこぜ』に表現されていると思います。 こちらの記事でも少し触れましたが、私は先日『「好き」を言語化する技術』と言う本を読んだばかり。 その本では”推し”の良さを言葉にする技術だけでなく、発信する楽しさも語られていました。 そこで今回は、マイブームの曲”ねこぜ”の魅力を熱く語っていこうと思います。 『ねこぜ』を聴いてい

          誰が何と言おうが、これは私の幸せ〜にしな『ねこぜ』と推しの生き方〜

          私はズボラ旅派

          「もったいない」 私の旅について、(特に妻から)よく言われる感想です。 私は旅行の計画を立てる時、あまり詳細に計画は立てません。 家から現地までの移動手段と、滞在先さえ決まっていればいいと思っています。 現地でやりたいことをいくつか決めたら(1-2個)、あとは流れに身を任せるだけ。 例えば、東京で国立博物館に行きたいとします。 綿密に計画を練る人なら、 近くに他の観光地はないか 空港から何時何分の電車に乗ればいつ頃到着できるか お昼ご飯はどこで食べるか といったこ

          母校で講演会をしてきました!

          10月18日(金)、母校の養父市立養父中学校で講演会をしてきました! といっても、中学生に向けての講演会ではなく、但馬地域の中学校体育の先生に向けての講演会でした。 講演会話をいただくまで 依頼をいただいたのは2024年の初め頃だったかと思います。 学校の先生をしている幼馴染からの依頼でした。 私はオリンピックや世界リレーで経験したことを自分の内側にだけ留めておくのはもったいない、地域に還元したいと思って競技をしていました(詳細はこちらの後半に書いています)。 そのた

          母校で講演会をしてきました!

          母校で講演会してきた!

          母校で講演会してきた!

          今週はnote書く時間なかったのでまた今度!再来週になるかな?

          今週はnote書く時間なかったのでまた今度!再来週になるかな?

          オリンピアンの引退後の生活

          6月に引退してから数か月経ちました。 この間にやってきたことを紹介します! 1か月目とにかく休んだ 何もやる気が起こらず、毎日眠くて眠くて仕方がなかったです。仕事以外はとにかく寝ました。 引退したらジムに通ってムキムキになってやろうとか企んでいましたが、その元気すらもなく。 あっという間にお尻も太ももも腕も細くなってしまいました。 荒れる食生活 現役中は毎日、鶏胸肉生活を送っていました。 ルーティーン化していたので、全く苦には思っていなかったのですが、引退した途端に

          オリンピアンの引退後の生活

          ”青いままでいい”⑥

          これは番外編です!前回までの作品はこちらからどうぞ! 番外編では、本編に載せられなかった内容を中心にお話ししていきます。 病気の前後で変わったこと「元気そう」は本当か?  「思ったより元気そうだね。」  それは、苦しい時期に私が実際に言われた言葉だった。  当時、表向きには笑顔を作り、なんとか「元気そう」に振る舞っていた。  しかし、実際のところは全く違っていて、心の中では大きな疲れと重いストレスを抱えていた。  それでも、訪ねてくれる人たちに辛そうな自分を見せる

          ¥100〜
          割引あり

          ”青いままでいい”⑥

          ¥100〜

          青いままでいい⑤

          これは第5回です。第4回はこちらから。 ※一部、センシティブな内容を含んでいます。体調がすぐれない方は閲覧をお控えください。 ※筆者は精神医学の専門家ではなく、病気の経過や治療法などを示すものではありません。あくまで個人の体験記としてお読みください。  当初は半年から1年あれば復活できるだろうと楽観視していた。  だが、走ってみると以前の記録には遠く及ばない。  トラックに立つたびに、過去の自分と比較して落胆する日々が続いた。  体が思うように動かないことに苛立ちを覚え

          引退します!

           どうもこんにちは、池田弘佑です。  タイトル通り、陸上競技を引退することにしました! 引退の決意 ついに自分にもこの時が来たか、というのが正直な感想です。   元々、陸上を続けるモチベーションがなくなったらやめようと思っていましたが、常に陸上へのやる気に満ち溢れていました。  ですので、引退は当分先の話だろうなあと考えていました。  しかし、その時は突然訪れます。  6月に海外遠征を終え、帰国した後のことです。  当初は遠征による疲れだろうと考えていましたが、いつ

          "青いままでいい"④

          本記事は第4話です。第3回はこちらからどうぞ。 ※一部、センシティブな内容を含んでいます。体調がすぐれない方は閲覧をお控えください。 ※筆者は精神医学の専門家ではなく、病気の経過や治療法などを示すものではありません。あくまで個人の体験記としてお読みください。  入院した頃を境に、私の体調は大きく改善に向かう。  これまで長い間、辛い思いをしてきたのとは対照的に、良くなるのはあっという間だった。  気づけば希死念慮は無くなっていた。  入院中に食欲は増し、毎食大盛りを食

          "青いままでいい"③

           本記事は第3話です。第2話はこちらからどうぞ。  苦しくて仕方ないのに、助けを求められない。  どうやって声を上げていいか分からない上、言葉にする元気もなかった。 ※一部、センシティブな内容を含んでいます。体調がすぐれない方は閲覧をお控えください。 ※筆者は精神医学の専門家ではなく、病気の経過や治療法などを示すものではありません。あくまで個人の体験記としてお読みください。  実家に帰っても、家族や友人には本当のことを打ち明けられなかった。希死念慮があることも、それ以上

          "青いままでいい"②

           本記事は第2話です。第1話はこちらから。  いけないこと(=私にとっては自死)を常に考え、どうやったら楽になれるか、迷惑をかけずに消える方法はないのかを考える日々。  良くなる未来など到底思い描けず、涙を流すことしかできなかった。 ※一部、センシティブな内容を含んでいます。体調がすぐれない方は閲覧をお控えください。 ※筆者は精神医学の専門家ではなく、病気の経過や治療法などを示すものではありません。あくまで個人の体験記としてお読みください。  体調を崩した私は、精神科を