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プレスリリース:ガザ 新たな集団虐殺 2012/11/14

2022年のコメント
 このプレスリリースは10年前のものです。パレスチナの現状は、報道されないので、話題になりませんが、10年経って、さらに悪化しています。以下は、「
パレスチナ子どものキャンペーン」からです。
 それでも、今年は、少しホッとしている様子です。
 「昨年の戦争についてガザの現地スタッフたちは、『今までで最も辛い経験の一つを思い出すので、当時の話はしたくありません』、 『世界は毎日前進しているのに、ガザは後退しているように感じます。軍用機やドローンの音を聞くたびに誰もが戦争のことを思い出します。いま砲弾が飛んできても、飛び上がったりせず座ったまま様子を見ると思います。なぜならこの状況にすっかり慣れてしまったから。しかし、心には大きな傷があります』と、話してくれました」(2022年6月26日)
 愚かな人びとのせいで、戦争に駆り出されるのは嫌です。いま、日本では「台湾有事」多取り沙汰され、軍備が増強され、沖縄はその矢面にされています。
 「有事」の懸念があるならば、その原因を取り除こうと働くのが政治家の仕事です。なんのための外交ですか。いま、日本はその真逆の挑発行為を行なっています。
 タイトルの写真は、沖縄普天間基地のフェンスに貼られたオスプレイ反対のアピール。

カーナビ映像(2014年1月)。

 これは、カーナビの映像です。沖縄県宜野湾市の普天間小・中学校はこんな場所にあります。左側と右側の黒く何もないところは米軍基地です。
 パレスチナの人びとの「慣れてしまった」との報告がありますが、ここ沖縄でも、たとえば三十人くらいいる部屋で、オスプレイが飛んできてものすごい音がしても、それに即反応するのは、移住者だけです。地元の友人も、生まれた時からこうだから、もう慣れてしまっていると言っていました。

2012年 11月 17日
ただちに行動せよ!

 占領下パレスチナ、封鎖されたガザ発――イスラエルに対するアカデミック・ボイコットのためのパレスチナ人学生キャンペーン、大学教員連盟、および民主的一国家グループは、可能な限りもっとも激烈な言葉で、ガザ地区の無辜のパレスチナ人に対するの犯罪的攻撃を弾劾する。

 過去6時間のあいだに、7歳のラナ・アラファトを含む7名以上が殺された。ひどい火傷をからだに負った子どもたちがシファー病院やガザ地区各地の設備もしい病院に続々と担ぎ込まれている。

 この極悪非道の犯罪は、バラク・オバマが大統領二期目に当選したその翌週から始まった。ガザのパレスチナ人を可能な限り多数、死滅させることに対してゴーサインが出たとテルアビブ[イスラエル政府]は主張する。

 ガザは2006年以来、イスラエルによる絶滅政策と破壊行為を耐え忍んできた。われわれはあらためて非難する。これら継続するイスラエルの犯罪を前に、国際社会が共謀して沈黙を守っていること、そしてアラブ諸国の無能さを。われわれは指摘しておく、いかなるアラブの国によっても、イスラエルに対して、何らの行動もこれまでとられたことはなかったことを。

 殺戮されているのを、アラブの春は傍観しているつもりなのか? 空疎な修辞はもう結構だ。非難の言葉はアクションへと翻訳されなければならない!
 われわれはまた、全市民社会の組織、政党に対し、イスラエル大使館をボイコットし、自らの政府にアパルトヘイト国家イスラエルとの外交関係を断絶させるよう、繰り返し要請する。今回、アパルトヘイト国家イスラエルが、ガザの無辜の市民に対するその犯罪から逃げおおせるなどということがあってはならない。

 学生、学者はすべて、パレスチナ人の学生や学生と連帯しなければならない。われわれは問う、国際社会が行動の必要性を得心するには、ガザの子どもたちの何十という遺体を前にしてもなお十分でないというのか? ガザで現在進行中の集団殺戮をやめさせることは、ひとえに市民社会と良心ある者たちの手に委ねられている。

国際社会の無為無策がわれわれにこの事態を招いたのだ。
ただちに、行動せよ、手遅れになる前に。

  民主的一国家グループ
  イスラエルに対するアカデミック・ボイコットのための
  パレスチナ人学生キャンペーン
  大学教員連盟

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