![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89049834/rectangle_large_type_2_7ef724818a75aeb51bd41c52a3c8cf60.jpeg?width=1200)
モダンアートな数日間(2)
2022年のコメント
近代美術(モダンアート)と現代美術はそれぞれに時代や定義があるようだけれども、日本の作品で、多くのメディアなどにも取り上げられるようなものに、あまり関心するものは見受けられない。しかし、このところ「表現の不自由展」でも取り上げられてきた大浦信行さんのコラージュ、「遠近を抱えて」はなかなかすごい表現だと思った。YouTubeに大浦氏を含めた数人が、この作品について語っているので、興味のある方はご覧ください。日本人に根深く染みついている天皇制というものを、彼は自らの自画像としてコラージュに表現した。このような作品が表現を理解しない右翼によって、展示を妨害されるのは、日本の文化レベルの低さを物語っている。
タイトルの写真は、2017年4月に光州で開催された、韓国・光州6月抗争30周年記念「応答せよ1987」会場で語る洪成潭(ホン・ソンダム)・李相浩(イ・サンホ)・全情浩(チョン・ジョンホ)の3氏。
2010年12月27日
ドイツ・デュッセルドルフからケルンへ。(2)
![](https://assets.st-note.com/img/1665822148777-y7voWxhLQr.jpg?width=1200)
建設に何百年もかかって、いまだに建設中という「ケルン大聖堂」の裏側は、たしかにさまざまな資材が置いてあって、足場も組まれている。出来上がることが目的じゃなくて、作っていること自体が目的のような、なんだか弁証法的な、でもキリスト教の「大聖堂」って、不思議!
![](https://assets.st-note.com/img/1665822211810-gVPYSqrVQA.jpg?width=1200)
足場が組まれた「大聖堂」のわきには、キャッシュコーナー! が……。しかも、クリスマス仕様! 大観光地だし、クリスマスだし……。みんな、お金が必要かもね。
![](https://assets.st-note.com/img/1665822313232-YGSTtJh3bG.jpg?width=1200)
でも、寒そう……。事実、とっても寒いのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1665822337230-aT7NGEDgWk.jpg?width=1200)
「大聖堂」の窓は、すべてがステンドグラスで覆われている。このステンドグラスの一部には、ゲルハルト・リヒターの手によってモダンアート化したモザイクが施されたものがあるのだけれども、写真には写りませんでした。なんでも賛否両論とか……。
![](https://assets.st-note.com/img/1665822383032-shvqTgeZy3.jpg?width=1200)
観光地ではあっても、教会ですから……。いちばん奥の女性の前にある丸い投入口に、コインを入れて、ろうそくに火を付けて並べるようです。ちょっとやってみようかとも思ったけれども、キリスト教の信者でもないのに、おもしろ半分もどうかと思い、見学に留めました。
![](https://assets.st-note.com/img/1665822473886-JXgO8eck7k.jpg?width=1200)