【遅報】遠征へ行ってきた件について【in鳥取】
鳥取に行ってきました。
はい。
岡山の自宅から車で片道2時間弱。これを遠征と呼んで良いのか疑問ではありますが。
田舎道をひたすら北上、北上、北上。
53号線を上に、上に。智頭に着くと、無料高速道があり、智頭ICから乗り鳥取南ICで降りる。行きはとても楽だった。行きは。
岡山を出た時は晴れており、正直油断していた。智頭に入ったくらいで雲行きの怪しさを感じ取っていた。何かが遠くで光ったような。
そんなこんなで無事スタジアム到着。が…、駐車場がない。いや、舗装されてない、小学校の運動場みたいなスペースがある。恐る恐る係員に声をかけてみる。
あ「駐車場はここですか?」
係1「あっちです」
どうやらグラウンドらしきスペースは会員限定の駐車場のようだ。
係員が指をさした方向には荒れ地がある。
あ「あそこですか?」
係1「あそこです。(向こうにも)係員がいるのであちらへ」
とりあえず言われた通り車を動かす。
あ「(係1の方に)こっちって」
係2「ここです」
あ「いくらですか?」
係2「1500円です」
あ「???」
係2「総合案内で払ってください」
あ「??????」
さすがに脳がバグった。いや、わかる。駐車場代を取るのはわかる。正しい。しかしあれだ、舗装もされてなければ、ラインもひいてない、これで1500円はいかがなものか。岡山の総合グラウンドが良心的に思えた。
一呼吸してどこか安い駐車場がないか聞いてみることにした。
あ「どこかに安い駐車場とかありますか?」
係2「あるにはありますが、ここからだと徒歩30分くらいですかね」
あ「…」
あーろんはあきらめた。
遠くで雷が落ちる音がした。
これがアウェイの洗礼か。いや、今日はもはやホームでもアウェイでもないんだが。
そんな事を思いながら、係員の方から紙を受け取る。
ようやくスタジアムに到着だ。
ガイナーレ鳥取vsAC長野パルセイロ
2022.07.16
天気、荒れ模様。雷雨。
忘れないうちに総合案内所に行き、受け取った紙を提出して1500円を支払う。そして反対側のブースであるものを発見する。
コナン!コナンではないか!
どうやら当日は北栄町PRデーだった模様。
写真は帰ってから撮ったもの。
完全にラッキーである。他にもバッグや湯飲み(?)なども置いてあり何か買おうかとも思ったが、あまり物が増えると嫁に怒られるのでとりあえず保留。
そうこうしているとスタメン発表の時間を過ぎていた事に気がつく。
鳥取の増谷はベンチ外。これは知っていた。
長野のスタメンを見ていい意味で驚く。デュークカルロスと山本大貴が両方スタメン。
やった!アウェイゴール裏で見よう!チケットポチっ………いや、ちょっと待て。絶対もっと降るだろ。もうちょっと待ってから買おう。
少し冷静になりもう少しブラブラすることに。鳥取側のゴール裏の裏、メインからバックに向かう道に選手のフラッグがあるのに気がつく。ま、撮りました。
雨の行方を見守りながら、Twitterを嗜む。スタジアムの外周も端から端まで見終えてしまい、特に話す相手もいないため、雨宿りしながら時間を潰す。
一瞬雨が小降り(カッパがなくても90分耐えられそう)な時間があり、アウェイのゴール裏チケットを購入。一度入り、スタジアム内の様子を伺う事に。
うーん、近い!専用スタジアムはそれだけでアドバンテージ。メインの屋根ちっちゃ。
帰りは何処にもよらず一目散に帰りたかったので、少し早めの晩御飯をスタグルで調達することに。
スタグルに並ぶ事に夢中になっていたオレは、背後から近づいてきた雨雲に気がつかなかった(ry
焼きそばを食べながら雨宿りをするも、雨がやむ気配はなく、むしろ雨足はどんどんつよくなっていった。決断の時である。
あーろんはあきらめた。(2度目)
メインの屋根がある席をすぐにポチった。最初からそうしとけよ、と思われるかもしれない。本当にその通りである。
足早にメインスタンドに駆け込み、なんとか屋根に守られてそうな席を確保する。
これで雨から逃れられる。安堵するあーろん。
しかし少しの時間が流れたあと、衝撃が走る。膝が濡れるのだ。なぜか、膝が濡れるのだ。おかしい、何かがおかしい。一番高い席を買って濡れるなんて事があっていいのか。
恐る恐る上を見上げてみる。屋根はたしかに存在していた。だがこの席は、屋根の一番ヘリの部分の真下であり、溜まった水滴が落ちてくる場所だったのだ。
もはや、あきらめる気力すらも沸かなかったのでここでそのまま見る事にした。屋根は本当に気休めだった。
…さて。
やっと、試合開始である。
【試合の印象】
前半2分に宮阪の直接FK、GKが弾いたところを山本大貴が頭で押し込んで長野が先制。
プッシュー!の声がどこからか聞こえてきそうだった。
岡山から見に来た甲斐があった。
その後も長野がポゼッションして攻め、鳥取が田口澤上を中心にカウンターを返す。という流れが続いたように記憶している。
どちらにも決定機はあった気がするが決めきれず、ロースコアで試合は進んでゆく。
後半、雨が上がったのを確認。何度も確認。
席を移動しアウェイゴール裏へ再入場。
ちょうど長野の左サイド、デュークカルロスがよく見える絶好の位置だった。長野が左サイドを攻め込む機会も多く、目の前で何度も攻防が繰り広げられてとても面白かった。
そしてデュークカルロスを見ていて、やはり若い選手には出場することが一番なんだな、と感じた。カウンターの起点にもなっていたし、縦への推進力も活かされているようでとても嬉しかった。ゴール前ごちゃごちゃした中、ヒールで狙ったシーンもアイデアがあり面白かった。
結局試合は前半の1点を守り切った長野が勝利した。試合後、選手と記念撮影をする長野サポ達を祝福。おめでとう長野。
他に何かあったかなと、試合内容を振り返ろうとしても雷雨の事ばかり思い出す。鳥取=雷雨というイメージが刷り込まれてしまった。
雨に濡れまあまあテンションも下がっていたので、足早にスタジアムを後にする。車を止めていた場所は街灯も多くないため水溜まりトラップに引っ掛かる。つらい。
カーナビを起動するもなぜか住所を入れる画面が反応しないので、スマホの地図アプリで代用。もはや新たなトラブルにツッコミを入れる気力もなかった。1500円支払い済チケットを係員に見せ帰路につく。
行きは車の通行量がまあまあ多かったのである意味楽だったのだが、帰りは暗い山道を自分の車しか走っていない。前も後も、対向車でさえもほとんど来ない。
道行く途中の看板に「動物横断注意」の文字がある。中には「熊出没注意」の文字もあった。行きは気にも留めていなかった文字が攻撃を仕掛けてくる。戦いである。あーろんvs飛び出してくる(かもしれない)奴ら。
一瞬一秒も気が抜けない、教習所で運転を習った時のような緊張感があった。構えブレーキを駆使しつつ、戦いに勝利。何も飛び出してこなくて本当に良かった。
そんなこんなで、中身の濃いワンマン弾丸鳥取ツアーは無事終了した。
(*敬称略)
(**あくまでも個人の感想です)
ここまで読んでいただいた方
そんなにいないとは思いますが、ありがとうございました。