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枠からでるのかでないのか

実はあまり作品制作が出来ていない。
これをスランプだと、一言で片づけられるなら、なんて気が楽になるのだろう。恐ろしくて私は言えない。

長く制作活動をして行くと、こういう時もいつか訪れるんだろうな、とは思っていた。それを恐れていたし、その時が来るのを覚悟していたところもどこかにあった。

私はSNS開始とほぼ同時期くらいから、商業的な活動もスタートしていたので、SNSを告知bot的な意味合いでしか運用していなかったところもあり、いざ作品制作・紹介をしなくなると更新するネタもなくなるもので、最近は見られる側から、専ら見る側になってきている。

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でも、そろそろまた作りたいなって思えるようになったのは、ずっと前からお気に入りの作家さんのSNSやnoteで個展の情報やそれに対する意気込みなどを読んでいくうちに、引き込まれたからだ。作品もとても素敵だし、なにより、その素材に対する好きという気持ちの迷いのなさに、作品を通して勇気を貰えるこの感じ。

とても素敵に思いを綴られている。

作家さんって、「作品」に思いを託す人がほとんどで、ここまできちんと言語化して発信されてるってことは相当、作品に対する「思い」と向き合われたんだろうな、って思う。

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私も学業優先!と息巻いて、制作をしない言い訳をしていたのかもしれない。反省はしない(笑)けれど、作らない時間も必要だったんだな。また作ろうと思えたから「作らない時間も必要だった」と思えるんだ。それでいいのだ。

↑の本はロングセラーなだけあって、私も何回も何回も読み返している本。
お気に入りのフレーズは、

作品は、自分と「何か」のあいだに起こります。たとえばそれがテーマとのあいだであったり、あるいはアイディアとのあいだであったり。またはテクニックとのあいだに生じます。そしてあなたとその「何か」は、自由に動く必要があります。

そう、この「何か」は一体何なんだ!という気持ちを持ったので、私は今大学で学んでいる。だから、いまは作る時間を持てない。と、そういう言い分なのである。

とはいえ、あまりにも根を詰めすぎてもいけないので(たぶん続かない)どこかで精神的に自由になる時間は必要なのかもしれない。

その方法は私にとっては、もしかしたら作品制作だったのかも。と気づけた。

今度は、作れなくなってしまった理由についてもまとめていきたいなと思っている。

今日はここまで。


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月4回更新予定 「写真」「作品」「言葉」をつなげて気づくものを探してながら綴っています。このマガジンでしか読めない記事や有料記事を格納しています。

私は「書かなければ気づき得ない文章」を探してます。 随筆と私小説のあいだ。そして私写真。 書評までいかない「本との対話」写真集のアイディア…

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