意外と理論派
作家業なんてやっているので、情熱とか、才能、感性、センス、デザインが舞い降りてくる、といったようなお言葉をよくよく聞きます。
私の作品は感性で作るかと言ったらそうでもあるし、テクニックでの見せ方でもあるし、素材の組み合わせによる偶発性な表情の発見でもある。
ようするに出来ちゃった。としか言いようのない産物である。
これ、何かを作っている人だったらきっと理解してもらえるんじゃないかな。
私は子どものころから読書家、
過去の発言に「服と靴と本しか持っていない」という言わしめるほど様々な本を読んでなんとなく自分なりの真理は見えてきているような気はします。
モノを作っている人でもいざ企業とお取引となると様々な用語がでてきます。 そう、私たち、違う言語を喋っているようなんです。
私の人生そんなに長いほうではありませんが割りと紆余曲折しているので、
養成所期間・社会人期間・作家期間と、いろんな言語を喋る人々と関わることが出来ました。
そして自分の身の置き所が変わるたび、それぞれの業界の書籍を読んでいました。
今まで読んだなかで比較的最近のものを紹介させてください。
前に作品の展示をしたレストランの入っているビルの中に入っている本
屋さんが出された本。搬入のときの気になって買ってみました。
あの「もしドラ」みたいな感じのラノベっぽいフィクションでマーケティングについて書いてあります。
私はラノベを読まないので良く分かりませんが、恐らくラノベ独特のレトリックのようなものをふんだんに使ってます。
若い人にはいいと思います。
松浦弥太郎さん著書
暮らしの手帳の編集長であり今はユニクロの商品のストーリーの監修をされている方です。
この人の本は小難しい言葉もないし、日本語としてただ美しいと思います。
やさしい日本語だなぁ、と心が疲れるとよく手にします。
内容は、「味方はあなたの人間関係ではありません」、「あなたの内側の味方に注目しましょう」という、アドバイスが書かれています。
疲れているときはどうしても他人に厳しくなってしまいがちです。
穏やかに穏やかに(自戒を込めて)
くまモンの生みの親の水野学さん著書。
こちらもやさしい日本語で、ホッとします。
センスはどれだけのうつくしいものを見たか、感じたか。
特別な体験は必要なくて、ただ気づかないだけ。 これはAuraの通低するテーマです。
色彩については生まれ持ったものとか、よく聞きますよね。
でも努力というよりは気づくアンテナの感度を磨くのがセンスだと思ってます。
最後
がっつり理論系です。
実はまだ半分くらいまでしか読めていませんが、インスタの「そこはかとなくオシャレ」な写真とギャラリーが評価される訳を論じています。
今まで感じていたインスタの怪がよく分かりました。
流れる空気を肌で感じ取って、理解するも経験として大事です。
たくさんのデータと数字で裏付けられる答えを見つけることも同じく。
この二つは対となり、常に均衡を保ちながら精査してく人生かな。
なんて、思いながら。
お勧めの本がありましたらどんどん教えてくださいね。