あなごの一本握り
ー美登里寿司「鮨松」府中店
あなごの一本握りを見て思い出すのは、父親が教えてくれた若かりしころの両親のエピソードだ。父によると、姉が生まれ、次に男の子が欲しいと思っていたところ、母の男児懐妊の知らせを受け、大喜びした父があなごの握り寿司を母に馳走したという。あなごの寿司は母が大好きな握り。母も喜んだそうだ。そこで生まれたのが自分(=阿形)ということもあり、以来、あなごの寿司を見るたびに、心がくすぐったくなる。
トップ写真:あなごの一本握り=阿形の写真を基に阿形作成
新型コロナウイルス感染症の拡大もあって寿司屋から遠ざかっていたところ、先日吽形(=妻)と一緒に吽形の実家を訪れた際、義母に連れて行ってもらった。供された一品にあなごの一本寿司があった。シャリを大きくはみ出したあなごが、ひときわ存在感を放っていた。
あなごの寿司をはじめ、ウニ、イクラ、マグロ、ハマチ、赤貝、エビ、サーモン、玉子。ほかに中トロは義母が別途注文してくれ、久しぶりの寿司を堪能した。義母、奥さんと連れ立って行った店は、東京都府中市にある美登里寿司「鮨松」府中店。
ランチタイムに行けばお得だ。また行きたい。(あ)