念願のカツカレー
定期的にカレーが無性に食べたくなる。阿形(夫)もしばしば"カツカレーが食べたい病"にかかる。その周期が阿形の発症と重なったので、「美味しいもの特集」と銘打つ冊子を調べまくり、そのうちの一冊で紹介されていた肉屋直営の飲食店にカツカレーを食べに行くことにした。食べる前に、敢えて3kmほど歩き、お腹を空かせる。美味しく食べる態勢は完璧だ。
トップ写真:「カレーショップ エチゴヤ」のロースカツカレーが旨い=吽形の写真を基に阿形作成
大食らいコンビ
注文したのはロースかつカレー(税込920円)。ビーフカレーをベースに、揚げたてのロースカツのサクサク感がたまらない。出来合いのカツではこの感じは出ない。家では油の処理に困るので揚げ物をしない。
「カツはもっとぶ厚くてもいいな」ー。阿形がいう。確かにそうかもしれない。ただ、大飯食らいの阿吽コンビがちょっと物足りない感じが、世間的にはちょうどいい感じかもしれない。
思い出話
食べながら阿形は水泳教室に通っていた小学生の頃、送り迎えしてくれた義父が連れて行ってくれた喫茶店のカレーの思い話をしてくれた。魔法のランプのような銀のポットで出てくるカレーに大人を感じたそうだ。
カレーと実父の思い出をたぐると、築地に本社のあった父は東銀座のインドカレーの老舗「ナイルレストラン」がお気に入りだった。スリランカに長期赴任していたことがあるので懐かしい香りだったのかもしれない。
ナイルレストランに父と一緒に行くことは叶わなかったけれども、いま家の冷蔵庫には、ナイルレストランの味を受け継ぐナイル商会のカレー粉「インデラカレー」を常備している。(うん)