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うなぎと寿司
土用の丑の日に、うなぎをいただく贅沢。2020年の夏は7月21日のほか、もう一回ある。明日8月2日だ。先月は母と弟と三人でいただいた。そのお店は、うなぎとお寿司というこの世の美味しいもののそろい踏み。親戚のおじさんに最後に連れて行ってもらった懐かしいお店だ。おじさんは「旨いな」とゆっくりと箸をすすめ、半年後に病気で亡くなった。
トップ画像:土用の丑のうな重(だるま家由木本店)=吽形撮影の写真を基に阿形作成
弟のコメ解禁
ちょうどお昼どき。少し待たされたが、満席というのも期待が膨らむ。うな重を三つ。注文してから焼くのでさらに待つ。待つ間に、一人前のお寿司を三人でつまむ。ダイエット中でお米を抜いている弟は、一年半ぶりにお米解禁。母は「盆と正月いっしょに来た」と満足したときにいう台詞。
最近、絵文字を覚えた母。帰宅後、弟にメールして、次は弟の地元でうなぎをご馳走してくれるという返事をもらい、メールに泣き笑いの顔の絵文字で報告してきた。高齢の母にとって先の楽しみが日々の生きる力になるんだなとつくづく思う。(うん)