農業総合研究所 2021年8月期2Q決算
昨日(4/13)引け後に上半期の決算を開示。売り上げは当初計画を上回るも、経常利益は赤字幅拡大で着地、決算内容について分析します。
なお、前1Qの決算は、以下の記事を参照してください。
有報(2020年8月期決算)からの変化事項
□リクス:変化なし
□経営上の重要な契約:資金の借入(細部は以下)
日 時 :2021年1月15日(実行日)
使 途 :運転資金
借入先 : 農林中央金庫
借入金額: 200,000千円
借入利率: 固定金利
返済期間 :5年
担保有無:無担保・無保証
□株主資本の金額の著しい変動:2020年11月4日付の変動
JR東と(株)福岡ソノリク、及び(株)農林漁業成長産業化支援機構に第三者割当による普通株式755,700株の新株発行による変動
資本金:279,986千円増加
資本剰余金;279,986千円増加し
結果、2Q末では資本金494,435千円、資本剰余金479,435千円となる。
そのほか、B/S,CFなどは追ってフォローします。
2012年8月2Qの業況
野菜価格低下が継続:野菜等の需要増加とその需要に応じた生産増加となるも、それら生産量の増加により価格低下が継続
需要増の要因は、2回目の緊急事態宣言下で、巣ごもり消費や内食需要の拡大を背景に青果需要は堅調に推移。
経営における変化
・富山中央青果株式会社と連携協力に関する協定書を締結
・JR東、福岡ソノリク、農林漁業成長産業化支援機構に第三者割当増資
・JR東と福岡ソノリクと業務提携契約
販売費及び一般管理費が前年同期比で増加
流通総額拡大のため、システム開発や産直卸事業への人材投資を実施
経営指標の評価
流通総額 :5,797,599千円(前年同期比 17.2%増)
登録生産者:9,506名(21年1Q末より233名増)
国内小売店への導入店舗数:1,672店舗(21年1Q末より16店舗増)
農産物の集荷拠点数:93拠点(21年1Q末より1拠点減)
決算の概要
売上高は2,192,204千円(前年同四半期比47.4%増)
営業損失は87,485千円(前年同四半期は営業損失13,072千円)
経常損失は104,517千円(前年同四半期は経常損失8,692千円)
損失拡大の要因が、上述のとおり野菜価格の低迷により利益絵いつの低下、システム開発及び人材投資による管理費等の拡大による。
なお、今四半期の純損失は75,977千円(前年同期は9,485千円)である。
CFなど概要
現金及び現金同等物は、前会計年度末と比較して370,181千円増加し、984,683千円
営業CFは231,859千円減(前年同期は78,551千円増)
今期純損失のほか、売上債権増、未払金増、法人税等支払による。
投資CFは、162,665千円減(前年同期は69,386千円の減少)
有形固定資産の取得、無形固定資産の取得による。
財務CFは764,707千円増(前年同期は22,384千円減)
長期借入れによる収入、株式発行による収入よる。