火薬の運搬事情
収束を見ないロシアのウクライナへの侵攻
今朝(11/3)、北朝鮮が日本海へ数発のミサイル射撃。また、数日前には中国軍所属の測量船が領海侵犯。
10/26に閉幕した中国共産党大会において、中国共産党のトップ7が独裁色を高め、一層周辺に係る安全保障環境は悪化したと感じる。最近は、自衛隊が米軍などと共同軍事演習する又はする予定との報道も目立ち、緊迫感をより感じざるを得ない、それら周辺情勢を日々実感中。
そんな中、我が国の尖閣など先島諸島など限定的であっても、地域や被害程度により広範囲に被害が及ぶ場合もある。また、ミサイル攻撃など緊急的な対応を迫られる一方で被害が限定される場合やミサイル種類(放射能や化学生物兵器など)により被害は広範囲となる等、明確な説明をうけたこともなく不安しかないのが日本人のほとんどではを感じる。
かくして、領海領土における事態対処では戦闘には火薬(弾薬)が必須では唐突に思ったわけである。
しかし、そもそも弾薬はどこに?最西端の与那国島や石垣、奄美大島で火薬庫を作っている最中では?、又は応急的な火薬備蓄などある?
など、結局本土に備蓄されている(あろう)はずの火薬(弾薬)を運搬(輸送)することになるのでは思いを巡らす。
しかし、日本おける危険物運搬は事前の申請・許可を要し、その運搬には消防法の定めに従う。それが日本のルール(法律)
がしかし、それ以前に・・・
という疑問が湧いたのである。それなりに調べ整理してようということに
NX海運
日本で唯一火薬類を運搬するRORO船などを保有。危険物運搬可能な船舶を5隻有し、定期運行している。一部船舶では、甲板に12ftコンテナ積載し運行可能なサービスを提供している。
その船舶一隻あたり最大で約10,000トン運搬できる。
鉄道輸送(JR貨物)
消防法の規定を満たすことで火薬運搬は可能である。
防衛省HPには自衛隊の鉄道輸送に関する検討資料があり、資料から類推できることは自衛隊独力での輸送力は相当限界があり、民間輸送力によるところ大であることがわかる。
リンク: https://www.mlit.go.jp/tetudo/content/001485836.pdf
米海軍の火薬など輸送力
米軍は機動展開力に優れている背景は輸送力にあり、海軍のほかに陸軍、海兵隊も輸送艦を保有している。
参考程度に、整理のみ下表へ。
さいごに・・・・
結局整理すると、不安がさらに増長し、国内法の整備や日米安保下での日米の統合輸送なども現在及び将来にわたる安全保障環境から必要では、と感じた次第です。