ジェフ・ベックの自作ギター
ジェフ・ベックが亡くなったとのニュース。44年生まれの78歳とのこと。世の多くのギタリストがショックを受けていることと思う。僕などが何かを語る資格は全くない。ロックが好きだと言ってもティーンエイジャーの頃一番聞かないタイプの音楽だった。
思い出す曲といえばこれくらいか。カーティス・メイフィールドの名曲のカバー。ボブ・マーリィがワン・ラブで引用した曲。
□Jeff Beck, Rod Stewart - People Get Ready
師匠から新年会でこっぴどく言われた。ウィキペディアで調べたことをブログに書いて誰がそんなことを面白いと思うのか。そんなことは誰にでもできるしカッコ悪いと。でも言わせてもらうと、こうして誰かが亡くなったときでもないとその人のことを調べたりしないし、知らないままで過ごしてしまうよりはこうして歴史をなぞって記憶に留める作業は無駄なことではないのではないか。そしてせっかく調べたら共有しないともったいないじゃないか。
ましてやギターショップのブログとしては触れない訳にはいかない。”Guitar Shop”というアルバムも出しているぐらいなのだから。
こちらは僕も若い頃みた映画「欲望」のワンシーン。ヤードバーズの演奏。この曲はロックンロールの名リフとして3本の指に入るのではないか。シーナ・アンド・ロケッツのレモンティー。このリフを考えたのはジェフ・ベックじゃなくてジミー・ペイジかもしれないけれど。ちなみに残る2本はキンクスの”All Day and All Of The Night”とT.Rexの”20th Century Boy”だろう。ストーンズの”Sutisfaction”も入るかな。そうすると5本指のほうがいいかな。それなら”You Realy Got Me”も入れてもいいか・・・
□Blow Up - 1966 - Yardbirds - Jimmy Page & Jeff Beck
ここでジェフ・ベックが壊しているギター、なんだろうと調べて見るとこのギターみたいだ。エピフォンのセンチュリー1958-60ではないかとのこと。勿体無い。
ジェフベックが使っていたギターは、テレキャスターの原型のエスクワイヤー→テレキャスター→レスポール→ストラトという感じだそうで、一時期はテレキャスターにギブソンのハンバッカーを乗せた通称「テレギブ」を使っていたこともあるとのこと。面白いのはアコースティックギターを弾いているのを誰もみたことがないそうだ。ジミー・ペイジもクラプトンもめちゃめちゃアコースティックを弾くのに面白い。
子供の頃にギターが買えずに友達と自作したギターに万引きしたピックアップを載せてラジオにつないで弾いていたそうだ。その時にギターのフレットの寸法がうまくできておらず、それをカバーするためにチョーキングをして無理やり音程を合わせて弾いたのが後のギター奏法に影響を与えたということらしい。そんなギターへの焦げるような憧れを忘れないようにしたいものです。R.I.P.ご冥福を。
追伸、その後ツイッターを眺めていたらアコギを弾く彼の動画が流れていました、すみません、訂正します。
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