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読んではいけない観戦記@220717町田長崎

◆試合
明治安田生命J2リーグ 第27節
2022年7月17日(日)18時開始
町田GIONスタジアム

◆得点
V・ファーレン長崎 2-1 FC町田ゼルビア
9分 エジガル ジュニオ(長崎)
47分 太田修介(町田)
89分 鍬先祐弥(長崎)

◆布陣
・町田[4-4-1-1]
GK:23 ポープウィリアム
DF:2 奥山政幸/13 菅沼駿哉/17 高橋祥平/22 翁長聖
MF:8 髙江麗央/41 安井拓也/37 平河悠/28 太田修介
FW 10 平戸太貴/7 ドゥドゥ

・長崎[4-4-2]
GK:1 富澤雅也
DF:23 米田隼也/16 村松航太/24 江川湧清/15 加藤聖
MF:7 クリスティアーノ/6 鍬先祐弥/10 カイオ セザール/19 澤田崇
FW:13 加藤大/11 エジガル ジュニオ

◆戦評
長崎はオーソドックスな[4-4-2]で、守備のオーガナイズも松田浩監督時代とパッと見は変わらない。コンパクトな距離感のゾーンで、人にはあまり食いつかないコンセプトだ。
右ハーフがクリスティアーノ、ボランチがカイオ・セザールで、どちらも「異物」感があるタイプだ。例えばクリスは甲府、柏時代によく見ているけれど、ハードワークをできる選手である一方で、持ち場を離れたがる傾向が強い。でも昨日はいい意味で「自重」していましたね。
カイオ・セザールは長身痩躯だけど球際に独特の粘りがあって、運び出しも上手くて、攻撃のジョーカーになれるタイプ。今日は途中後退だったけれど、彼も変な浮き方をしていなかった。
今季途中に就任したファビオ・カリーレ監督はブラジルで実績のある指揮官で、「対ブラジル人」という部分でまず人心掌握が効いているんだろうな……と。ディテールからチームを作っている印象だった。
試合は夏場ということもあって、どちらも割合に守備はセットして、攻撃はロングボール多め……という展開。
長崎は9分、CKからエジカルジュニオのヘッドで先制する。GKが弾いて、バーに当たって、真下に落ちたボール。「ゴールラインを完全に割っていた」かどうか怪しくて、VARがあったらおそらくノーゴールだったと思う……。
町田は後半開始早々にセットプレーのセカンドボールを太田修介が鮮やかに叩き込んで同点に。後半はそのまま町田ペースだったのだが……。89分に長崎の鍬先佑弥が入れた左足クロスが、ぐぐっと伸びてGKの頭上を超してゴールイン。町田としてはもやもやする展開で、試合は決着した。

◆キープレイヤー
・江川湧清
ユース出身の21歳で、左利きのCB。身長175センチなんだけど、長崎の4バックでは最長身なんですね。守備の粗はなかったし、フィードが良かった。

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