読んではいけない観戦記@220702町田仙台
この観戦記はDAZNや公式サイトを見れば分かるレベルのことを、備忘録目的で淡々と書き残していくものです。
◆試合
明治安田生命J2リーグ 第24節
2022年7月2日(土)18時開始
町田GIONスタジアム
◆得点
仙台 3-2 町田
52分 キム テヒョン(仙台)
78分 皆川佑介(仙台)
82分 中島元彦(仙台)
85分 太田修介(町田)
96分 奥山政幸(町田)
◆布陣
町田[4-2-3-1]
GK:23 ポープ ウィリアム
DF:2 奥山政幸/5 深津康太/17 高橋祥平/22 翁長聖
MF:41 安井拓也/8 髙江麗央/28 太田修介/18 長谷川アーリアジャスール/10 平戸太貴
FW:7 ドゥドゥ
仙台[4-2-3-1]
GK:23 杉本大地
DF:25 真瀬拓海/13 平岡康裕/20 キム テヒョン/41 内田裕斗
MF:35 フォギーニョ/44 中島元彦/26 加藤千尋/50 遠藤康/18 氣田亮真
FW:9 中山仁斗
◆戦評
前半は良くも悪くも落ち着いた展開で、決定機は中山仁斗のミドル(27分)と遠藤康が中山との連携からシュートを放った場面(29分)のみ。ちなみにシュートの場面で遠藤康が傷んで、皆川佑介と入れ替わった。
後半に入ると試合が一気に動く。52分、町田が特別指定の平河悠を入れて攻めに出ようとする直前、仙台が中島元彦のCKからキムテヒョンがヘッドを合わせて先制。町田が鄭大世を入れて反撃しようとした直後、仙台は78分に中島のFKから皆川佑介がヘッドを合わせて追加点。83分にも中島がこぼれ球を押し込んで、今日の彼は1得点2アシストでした。町田はボールの単純保持で大きく上回りつつ崩せず、セットプレーなどの「際」で仙台に上回られた。
町田は鄭大世の投入時から、平河悠を左SBに入れる布陣で限界までリスクを取っていた。平河はボールを運べるし、右利きだけど左足クロスの精度も高い。遅まきながら町田が攻勢に出る。
85分、町田は平河のクロスから太田修介がボレーを叩き込んで1-3。92分。平河の右足クロスから鄭大世が合わせたヘッドは決定的だったものの枠外。96分、平河の左クロスから鄭大世が競り、奥山政幸がこぼれ球を叩き込んで2-3……。しかしアディショナルタイムは6分で、試合は直後にタイムアップを迎えた。
なおランコ・ポポヴィッチ監督は36分にイエローカードを受けて、今季4枚目。一昨年から世界的に「監督も累積警告で出場停止になる」運用になっていて、Jリーグ史上初の“出場停止監督”となった。4枚のうち2枚は大坪博和主審で、どうもポポさんとの間に“不幸な関係”が生まれてしまっている。試合を通してみれば町田が救われた(アーリアの2枚目を見逃してもらった)場面がある一方で、スローで見ればPKという場面を見落とされて、判定を巡ってはそれなりに“論点”のある試合だった。ポポさんの“熱さ”や“人情”はファンやメディアにとって魅力的な要素だけど、審判にエネルギーが向いてしまうと色んな意味で勿体ないようにも思う。
◆キープレイヤー
キム テヒョン(金太鉉)
187センチのCB。背が高いし、動けるし、左足のキックも素晴らしい。球際で入れ替わられたりはあったけれど、「強い」「激しい」というよりはエレガントなタイプですね。
試合が始まってすぐ「これは何者だ?」と検索をしてしまった(笑)蔚山現代から今季開幕直後に移籍してきた21歳で、U-23代表に選出されているものの、キム ヨングォン(金英權)の加入により蔚山で出番を失ってしまったらしい。「キム ヨングォンとタイプが丸かぶりだしな」と納得した。韓国の国家代表で主力になるレベルかもしれない。
1点目のヘッドは少し低いボールを、上手く身体を投げ出して捻って合わせた高難易度のヘッドでした。