見出し画像

インド・ダラムサラへのイントロダクション

当初ダラムサラへは鉄道で移動をする予定で、チケットも購入済みでしたが、サファリの宿泊先の支配人とお喋りしていて、なぜ飛行機で行かないのかを聞かれ、そこで初めてダラムサラに飛行機が飛んでることを知り、聞けばものすごく時間短縮になる。ものすごく。

鉄道を利用すると、到着駅からダラムサラの中心地まではバスで結構な時間がかかることや、バスの本数が少なく、その日にダラムサラに行けないかもしれない、とのこと。支配人は飛行機で行った方が良い、と断言。宿泊先が未定であることも話すと、支配人は往復の飛行機の予約、送迎車の手配、予約済みの鉄道チケットの変更とホテルの予約まで、ダラムサラの旅の手配をあっという間にしてくれたのでした。

その時は支配人のあまりに早い手配にちょっと不安もあったけど、シャープとしか言いようのないその手際の良さに見惚れてしまい、まあ、何かあってもこの方を信じようと思ったのです。もちろん後になれば感謝しかなく、この方のお陰でダラムサラの旅が快適にできたですね。

エアを利用するといっても、サファリの宿泊地サワイマドプールからニューデリーまでは鉄道移動。乗車時間は約5時間30分。これがなかなかの経験でした。

画像1

定刻より30分遅れて入ってきた車両は巨大な鉄の塊で、しかも何両繋がっているのかとおもうほど長い、長い。長すぎる。予約席のある車両がどれなのか分からないし、だいたい到着が遅れることを知らせるアナウンスもあったのかもしれないけど何をいってるのか分からないし、発着を知らせる表示も分かりづらい。

ありがたいことに、サファリ滞在先のホテルスタッフ2名がついてきてくれたお陰で、ほんとに彼らのおかげで無事に乗車できたけれど、現地の彼らでさえ予約車両を見つけるのに走って探して、席番を見つける頃には発車時刻で、彼らは車両が動き出してから車内を走って降車。彼らが必死なのはこちらにも伝わり、これ、ひとりだったらパニックになってたな、と思うのです。

とりあえずどの車両でもいいから乗って、中で移動すればいいと思うじゃないですか。でも、もう絶対無理と思いますね、インド。自分の予約席がどこか分からないと思うし、人が溢れて通路が塞がっている車両もある。

インドの鉄道、素人にはハードルが高いな、と思うのでした。

画像2

(駅構内を闊歩する牛ですね)

けれど鉄道パニックはニューデリーに着いた時もあって、うとうとしながら目を開けると停車中。(夜出発の早朝着)ここはどこだろう、としばらくぼんやりしながら外を見ても駅名がわかるような表示がなく、隣で横になっていた女性に、ここはどこですか?と聞くとニューデリーとの回答。うそーーー!!!ぼんやりしていた体と頭が一気に覚醒して、焦って飛び起き、急いでベッド下のラゲージを引き出していると、横の女性が、大丈夫、まだしばらく停車していると思うから焦らなくてもいいですよ、と。そうなの?と思うも、心臓がばくばくしていて返す言葉もなくダッシュで下車をする。

そして降りたところには迎えの人が見当たらなくて、キョロキョロするけどそれらしき人はいない。急いで降りたせいで心臓はばくばくしてるし、不安しかない。

支配人が電話番号をくれていたことを思い出して支配人に電話をする。電話をすると、私が乗車していた車両から降りてこないから、迎えの人が違う車両から降りたかもしれないと思いあちこち探しているらしい。どうも停車してから結構な時間が経っていたようで・・それを聞いてまた心臓ばくばくするのでした。電話を切ってすぐに迎えの人が現れた時は抱きつきたくなるほど嬉しかったです。

迎えの方とデリーの空港に行く間、鉄道経験を忘れないうちに日記に書き留めたり、外の風景を眺めたりしながらインドをよく知りたいな、と思う。帰ってから色々な本を読んでみようと思うのでした。

空港内に入ってしまえばそこは馴染みのある空間で、さっきまでの世界とは違いすぎる。一瞬で違う世界。

少し時間もあるし、朝早かったのでカフェブレーク。久し振りにいつもの日常を感じる時間。心からホッとしていることを感じて、ふと見た先のガラスに映る自分を見て笑った。髪ボサボサっぽい。帽子を被ろう、と思い気づく。帽子がない。鉄道、焦って飛び出したせいで、帽子とストールを置き去りにしたですね。こんなことは初めてかも、と思いなんか可笑しい。気が動転してたんだろうな。

画像3

デリーからはスパイスジェットでダラムサラまで1時間30分。ダラムサラの空港から目指す市街地までは車で約1時間。ダラムサラの空港はコンパククトで可愛らしく、美しい。けれど空港を出ればそこはたちまちいつものインドですね。

整備されていない山道をどんどん登って行きます。車から降りてホテルに入る階段を上がると息切れがすごい。経験がないからびっくりしていると、ガイドさんが標高が高いからね、と。確かに。そうでした。目の前にはヒマラヤ山脈が広がります。

Life Tips: However good or bad you feel about your relationship, the person you are with at this moment is the right person, because he or she is the mirror of who you are inside. (Deepak Chopra)

いいなと思ったら応援しよう!