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ものづくりと生きてゆく| Vaundyのドキュメンタリーを観て考えたこと
こんばんは。アウフタクトのさいとうです。
今日はものづくりの話を。
つい先ほど放送されていたこちらの番組。
ロンドンでの生活やレコーディングの様子など、Vaundyのものづくりへのこだわりに密着したドキュメンタリーです。
中でも印象に残った言葉がこちら。
「なんかいい、の『なんか』を理解しないといけない。『なんか』を突き詰めなきゃいけない」
ドキュメンタリーの中では、Vaundyがバスに乗りながら建物の写真を撮り、「なんかかっこいい」と話すシーンや、
Vaundyがキャンバスに描いた絵を「なんか、これ(ローラー)でぐわーっとしたいんですよね」と言い、描きたての絵の上にローラーを転がしているシーンがありました。
この、「なんか」の感覚って繊細でその瞬間につかまえないとふわっと姿を隠してしまうように私は感じます。
だからこそ、日常の「なんかいいな」をその時々にきちんとつかまえたいなとこの番組を見て思いました。
*
時は遡り3年前。以前勤めていた会社の先輩や同期からこんな言葉をもらったことがあります。
・仕事に対する「理論」と「情緒」のバランスが抜群に良いなと思ってる
・簡単には説明できない表現に自分らしさがあるよ
・さいとうさんは理論も感性も大事にできる人だと思う
・(私が提出したエントリーシートについて)自己PRのあの文章は天然?計算?笑 ※自己PR欄にホットサンドの写真を貼って提出したことについて聞かれた時
自分の中で「なんか好き」「なんか気になる」というエッセンスが人にも伝わっていたんだと、言われて初めて気づいたんです。これは驚きでした。そして、「なんか」が良い方に作用することもあるんだと。
ただ、「なんか」を「なんか」のままにせず、なんで好きなのか、なんで自分は気になると思ったのかを考え続けることが、「なんか」をより「だから」に近づけることができると思っています。
「なんか」をつかまえて観察し、実験をし、新しい仮説を立てていくこと。そうしていくことで「だから」へじりじりと近づけていく。完璧な「だから」を見つけに行くというよりは、ほんとに、じりじりと「だから」に近づけるイメージ。
これが私のものづくりにかけている時間なのかもしれない。
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最後に、私が撮ったなんか好きな写真を。
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