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新卒の頃

過去の仕事の話をします。大学在籍時から民間企業の就職活動をせずに、2007~2008年の頃に僕は収入や将来が安定しているだろうという甘い考えから公務員を目指すべく数々の公務員試験を受け、そしてすべて失敗しました。

このころは仕事を探すことをあまり重く考えていなかったので、ひとまずはアルバイトをしながら民間企業への就職活動へと考えをシフトしました。

大学ではロクにやらなかったので独自でエントリーシートや面接の対策を学び、2008年の夏頃に2社面接に取り付けることができ、運よくに2社とも内定をいただきました。

後に分かったことでしたが、片方の企業は超有名なブラック企業でした(笑)知らない、というのは本当に怖いことです。

僕が入社したのは県内全域を出張で回る、とある健康診断業務を中心とした医療機関で、事務の総合職としての採用でした。本当に右も左もわからない社会人デビューでした。

結果的に約4年半ほどでの退職となりましたが本当にいい経験をし、この経験のおかげでその後の人生にも役立つ知識が身に付きました。

辛かったこととしては、会社の独自ルールに苦しんだこと(始業の30分前には着席しないといけない、上司には報告やお伺いをマメに、周りの状況を見て退社するなど)。特に周りへの気遣いの部分で本当に苦労しました。会社的にそれは少々やりすぎなのでは?と思うこともしばしばありましたが、結果的に自分の人格形成に役立ったことが多いので、以後細かい事には目をつぶることにしました。

入社当初の業務量は果てしなく多く、定時で上がれる日はありませんでした。一見ブラックにも聞こえますが残業代がついたので、相応の対価はいただいております。顧客データの管理業務で、数値入力が多く一時期数字をみるだけでも頭が痛くなったほどでした。

このまま続けていても気が狂って死んでしまうと思っていた矢先、他部署の先輩や上司が声をかけてくださり、食事に連れていってもらったりで人間関係が良好な職場でもあり、何とか思いとどまることができました。その一方ではとある上司との関係が最悪で、後に退職する原因にもつながりました。(これには自分が原因を作っていたこともあり、今更恨みはありません)

取り組んだ業務としては個人情報の管理、データ入力、印刷物の発行や関係機関への請求業務など日々のルーティン業務を淡々とこなす毎日を送り、在籍4年目にして内示での部署異動により対外的な仕事へと後にシフトしていきました。このタイミングで心境の変化が徐々に起きてきました。

部署異動してからというもの、現場の仕事が中心だったのでとにかく朝が早く(自分の担当区域では4時起き、僻地だと3時起きの担当者もいました)、業務量が多いこと(医師や専門職の雇い上げなど、スタッフのシフト管理業務もありました)、自分の事務処理は現場から帰社してからの話だったので夜も遅い(終電までには帰るようにしていました)など本当にきつい仕事でした。早朝手当がついたことにより残業代が支払われなくなったことにより、自分の中で急激にブラック企業へと変化しました。

仲の悪い上司との軋轢、長時間労働による疲労、この環境で将来の自分が描けなくなったことから退職を決意し、退職した年の5月ごろに打診し結果人手不足とのことで12月の退職となりました。今考えるとそこは僕の交渉不足で、会社にいいように使われた部分もあるのかなと反省しています。

もう昔の話となりましたが、この会社での経験は良くも悪くも自分の成長につながり今でも思い出深い職場です。ここで覚えたこととして、人付き合いの仕方、WordやExcelのパソコン基本操作、車の運転(以前はペーパードライバーでした)など僕以外の人だと取るに足らないようなことだと思いますが、仕事においては難しい事を覚えるよりも基礎的な技術を身につけることがいかに大切なことなんだと実感しました。

個人的にこの会社での面白かった経験として、派遣社員との飲み会(全員女性)、女性の派遣社員からのプライベートなお誘い(奥手なので断りました)、女性アルバイトスタッフとの個人的なお付き合い、後輩との婚活パーティーなど、具体的な内容を書くのは難しいですが楽かった出来事も色々とありました。

退職後は約半年のニート期間を経て再就職しましたが、また別の記事で続きを作成します。

この記事を読んでいただいた方、本当にありがとうございました。


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