UberEATS配達員の危険運転は無くせる。
今朝、友達からこんなラインが来た。
「UberEATSの事故がニュースになってる。田中も気を付けや」
調べてみるとTwitterで拡散されてるものが見つかった
他にも、Google先生によるとこんな記事も
心配して連絡くれたことがうれしい反面、こんなことになってんのかーと勉強になった。
僕もUberEATS配達員を始めて2か月が経つ。自分が利用させてもらってるサービスが、こんな問題になってるのは気持ちよくない。何か解決策を考えてみよう。
1.田中の現状
僕はケーキ屋さんでパティシエをやっている。現在、個人ブランド《オーブァンファーレ》を立ち上げ中。
UberEATS配達には125㏄のバイクを使用。バイク歴は8年。ヤマハのXJR400rに乗ってたが、車との事故で大破。死にかけるもフェニックスの如く復活。しかし、凝りもせず再びバイクを購入。母親からため息が漏れる。
学生時代にピザ屋のバイトを3か月だけ経験。当時は約90%の確率で配達を完遂していた(残り10%は転倒、散々道に迷って予定より30分遅れなど)当時の店長やお客様には大変ご迷惑をおかけしました。ごめん🙇♂️🙇♀️
配達をしている地域には今年の5月に引っ越してきたばかり。道なんて全く分からないが、ブランド立ち上げ準備と同時に生活費を稼ぐには、コロナの煽りを受けた飲食店でアルバイトするより、空いた時間ができ次第、配達依頼を受けて働くほうが効率がいいと判断。現在に至る。
2.Uber配達員はなぜ危険運転をするのか
さて、本題。
UberEATS配達員だって危険運転したい人なんていないだろう。「へへっ・・・危ない運転をして不特定多数をびっくりさせてやるぜぇ」という人はgo toできれいな温泉に入り美味しい料理を食べて経済を回しながら考えを改めてください。
危険運転したくないのにせざるを得ない理由?その答えはお金だろう。
ここで、簡単にUberEats配達員がどうやってお金を稼いでいるか。田中のヘタッピな図で説明するよ♪
注文が入ってからの流れはこんな感じだ。この図で配達員に入るお金の部分は⑤の半分だ。⑤をもう少し分解するとこうなる。
この黄色の部分が配達員にお金が発生するゾーン。内訳は、お店で商品を受けとった受け取り料金と、お客様に渡す受け渡し料金と、お店~お客様までの距離だ。
しかし、この黄色のゾーン中に、また新しく別の配達依頼が入る。そして、1つ目の配達を終わらせないと新しい別の配達依頼へは行けない。
つまり、連続で配達依頼が入った場合、依頼Aの受諾からお客様Bまでノンストップとなる。さらに、お客様Aからお店Bまではお金が発生しない。お金を稼ぎたい配達員は早くお客様Aに届けて、お店Bのお金発生しないゾーンを早く終え、お客様Bへと走る。図では配達依頼Bまでしか書いてないが、これがCDEFと続くこともある。爆走確定となるだろう
この爆走が危険運転につながり、ニュースになっている出来事につながるのだろう。
3.UberEATS 側の危険運転防止策
『問題が起きた時の原因はヒューマンエラーじゃない。システムエラーだ。』と言っている方がいる。なるほど。
なら、今回のUberEATS 配達員の危険運転問題もシステムに少しエラーが出ているからだろう。
現在のUberEATS側の防止策は、1か月に1回程度、法令守って配達業務をしてくださいねーというメールが届く。
これで無くなるのなら、いじめも戦争も速攻で消滅してみんな仲良く手を繋げるのだが現実は難しい。このメールを見て稼ぎたい配達員はほぼ無視するだろう。メールが届いてることすら気づかない人もいるかと思う。しかし、現状UberEATS側にはこれぐらいしかできない。
4.じゃあどうする?
ある程度システムを分かってもらえたところで、僕の出している答えに必要な情報を4つ紹介する。
○まず、どういった人が配達員をやっているのか?これは僕を例に挙げればわかりやすい。本業では収入が足りないので副業をして生活してる人だ。現在の僕の収入源は、パティシエ業を準備中なので、副業のUberEATSのみ。UberEATSを本業にしてる人もいるが少数派だ。掛け持ち副業で稼いでいる人が多数派だろう。
○同じ配達業でもピザ屋さんやお寿司屋さんなどが危険運転しないのはなぜか。これは簡単。1つは時給制だから。2つめに社名を背負っているから。荷台にデカデカとお店のロゴが入っている配達員が、危険運転なんてしたら、クレーム→本社→店長→お説教のコンボが決まる。絶対に。
○そしてUberEATSと配達員の契約だが、ご存知の方も多いと思うが
配達員は個人事業主で、UberEATSは配達を業務委託している形。つまり直接的な雇用関係にない。ここがいろいろ問題になっているところで、目次3で書いた、メールしかできない理由もこれだろう。雇用関係にないから、何か事故が起きてもUberEATSには責任がない。悪いのは事故を起こした個人事業主の配達員だ!となってしまう。また、危険運転のクレームを入れようにも、情報が「○時頃にここを通ったUberEATS配達員」となり、特定ができない。(現在、UberEATS側はGPS機能を使った個人の特定をしていない)
○最後に、UberEATSのバッグ(あのでっけぇバッグ)に入っているロゴの話。
配達員は最初の登録時にバッグの購入リンクが送られてくる。しかし。リンクは2つあり、UberEATS のロゴ入りとロゴ無し、2つの購入リンクを送られてくる。これはUberEATS側が「弊社は、ロゴの入ったバッグを背負って走ってもらうことによる広告宣伝効果をあまり狙ってないので、使うのはどちらでもいいですよ~」ということだろう。まぁ上記にも書いたが、直接的な雇用関係がないので強制することもできないのだが。
5.さぁ、危険運転を根絶しよう
僕の出した答えはコレだ。
[社名を背負え]
UberEATS側がロゴ無しバッグを勧めてくるということは、バッグには基本何を貼ってもOKのはずだ。なら、でっけぇバッグなんだから利用しよう。
個人でスポンサーを募り、レーシングカーの機体みたいに、場所があるだけ手を挙げてくれた企業さんのロゴワッペンを貼り付ける。スポンサー一件当たりの金額は低いだろうが、でっけぇバッグなので複数社受けることができるだろう。塵も積もればだ。
そして、クレームがバッグのロゴを見て、UberEATSではなく、企業さん側に連絡がいってしまうので危険運転の抑止力になるだろう。クレームが入った瞬間、企業さんは契約打ち切りにしてしまえばいい。配達員からしたら美味しい報酬がなくなってしまうから、危険運転は激減するだろう。
企業さん側は、低予算で走る宣伝広告塔を手に入れられる。
配達員側は普段とほぼ変わらない配達で別途収入が増える。また、有名企業のロゴを背負うことができれば、それだけで信用される配達員になることができるだろう。
UberEATS側は危険運転、事故が減り、企業イメージが上がる。何なら企業さんと配達員のマッチングシステムを構築すればいいんじゃないだろうか。メールを送るより建設的な解決方法だろう。せっかく配達員の高評価率、運転時間、総送迎数がアプリ内に表示されるよう作られているのだから使えるのではないか?
以上が僕の出した解決方法だ。
6.デメリット
上記の解決方法はWin-Win-Winに見えるが、スポンサー企業さん側のリスクが大きいように思う。
危険運転しない配達員の基準がわからないこと。事故が起きたり、クレームが来てしまったら企業イメージが下がってしまうこと。走ってもらうことによる広告効果が未知数なことなどがある。
しかし、このデメリットの解消方法は実際やってみないとわからない部分も多いと僕は思う。
改めて、【じゃあ、どうする?】
7.机上の空論を現実へ具現化する。
現在、僕の配達用でっけぇバッグはこうだ!
解決策を思いついたときに、「僕のことを信用してくれて、リスクを承知の上で受け入れてくれて、かつ、広告宣伝をしたい企業さん。できれば有名企業じゃなくて商売を初めたばっかりのチャレンジ精神があるところ」を考えたら、
「今準備中の自分のケーキブランドのワッペン作って貼り付けたらいいやん!自分のブランドにおいて自分ほど信用できる配達員おらんし、リスクも自分で負える。めっちゃ広告宣伝したいし、効果をデータとして貯めることができれば、後々、使える場面がきっとくる!」
と、いうことでただいま実験中
少しでも危ない運転が減って、悲しむ人が減ることを祈って今日も僕は走りたいと思います。
実験結果が明確に出れば、ご報告させてください。
また、この考えに賛同していただける企業さんがいらっしゃったら、ご連絡ください!
危険運転!ダメだぞ!やめような!
そして!
コックコート着たカバさんのワッペンが貼られている、でっけぇバッグのバイク配達員を見たら、ロカボパティシエ田中です☆
4100字を超える記事を最後まで見ていただきありがとうございました!
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profile
1994年大阪出身。大阪の製菓専門学校を卒業後、地元のパティスリー・百貨店パティスリー・低糖質イタリアンで経験を積む。現在、起業準備中
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○この記事中の出来事
・自分が赤髪だったことを忘れて、ユニクロでオレンジの撥水パーカーを購入。上半身がとってもうるさくなってしまう。