京都 天色(あまいろ)の照り返し ねねの道~石塀小路
長かった梅雨も明け、今年も暑い夏がやってきました。真夏の京都は観光シーズンとは違った趣があります。もちろん地元の方々も夏の昼間に散策などしません。それでも京都好きは、昼間も少し京都の風情を感じたいもの。熱中症に注意しながら真夏の京都を楽しみましょう。
京都 洛東 高台寺前の石塀小路は石畳が敷かれた細く曲がりくねった一角で、京の風情を色濃く残す小道です。盛夏の正午は酷暑ゆえ、この辺りを散策する観光客は疎ら(まばら)です。高台寺の門前 ねねの道も同じ。人影まばら。皆さん室内で涼んでいるのでしょう。冒頭タイトル上の見出し画像は圓徳院。秀吉の正室 北政所 ねねが晩年を過ごした場所です。青の毛氈(もうせん)が涼しげです。エアコンの無い庭園では視覚的要素も大事。ひと息ついてから石塀小路を目指します。
石塀小路に入ると更に静かに。普段は観光客が映り込んでしまうこの路も、さすがに猛暑日のお昼にはシャッターチャンスが訪れます。
歩みを進めると東大路から石塀小路へ入る反対側の入り口に。日陰からシャッターを切り画像を確認すると、盛夏の青空(天色)が石畳に。水のような透明感ある美しい青に一瞬暑さを忘れ石塀小路を後にしました。このあとは無理せず空調の効いた室内で水分補給します。