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オトとアト/2.精神疾患について
前回から引き続き、オトとアトの似ている部分についてです。今回は精神疾患のお話。
オトは強迫性障害があり、私も強迫性っぽいところがあります。「っぽい」と表現したのは、診断を受けたわけでもない上、幼い頃よりだいぶ落ち着いたからです。
以前はいろいろありました。階段を登る時の左右の順番を気にする、右手が冷たくなったら左手も冷たくする、目に見える汚れは落ちたのにまだ残っている気がして何度も手を洗う、物の配置をミリ単位で調整する、鍵の閉め忘れを何度も確認する、など。自分が決めた起床時間から1分でも寝坊してはいけない、生活のルーティーンの順番が前後してはならないといったマイルールも。
これのせいで幼い頃から何かとストレスを持っていましたが、前述の通り現在はこういった症状はほとんどありません。成長するにつれ、辛くても思うようにできないことが増え、我慢しているうちに、だんだんと慣れてきました。勝手に認知行動療法を行なっていたようなものでしょうか。
オトの強迫性障害についての記事はこちら
オトは双極性障害を持っています。私は障害ではないものの、抑うつ状態にはなりやすく、いつの間にか抱えこんでしまって、突然爆発することがあります。
一時、鬱症状が酷い時期がありました。最初は睡眠障害で、なかなか眠れない、夜中に何度も目が覚める、朝も早く起きてしまう状態。そのうち、日中の作業中に突然脳が真っ白になり、何もできなくなってしまう現象が多発し始めました。自分が何をしているのかもわからず、話しかけられても相手が何を喋っているのか、言葉は聞き取れるものの意味が全くわからないのです。さながら脳が強制的にシャットダウンしたように。
しかし、私はプライドが高く、人に頼る術も知らず、気丈に振る舞っていたので、誰一人として私の症状には気づいていませんでした。ある時オトの前で、なんの脈絡もなく突然泣き出してしまったことがありました。オトが「普通は突然泣き出したりなんてしない。今の君は異常なんだよ」と言ってくれたことで、私はようやく現状が「異常である」と自覚したのです。それから病院に通い、薬を貰い、平常な状態へと戻りました。
オトの双極性障害についての記事はこちら
お互いに似た性質を持っているので、すべては理解できずとも、「うんうん、あるよね」と相手の辛さを感じ、力になりやすい面が多々あります。
ここまではオトと似ている部分について書いてみました。次回からは、異なる部分について話したいと思います。それではまた。