「笑福亭鶴瓶論」感想

笑福亭鶴瓶論（新潮新書）

笑福亭鶴瓶論を読んで面白かった部分だけ抜粋。

・「日本で一番サインしている。二千円札より俺のほうが多い。」
・家族にお願いされて故人へのサインすら書いたことがある。

・「お前ら若手がおれの頭を叩けば叩くだけお金が入ってくるねや。」

・スタッフの不遜な態度に切れて、股間をカメラに押し付ける。以後30年間、テレビ東京を出禁になる。

・ラジオ番組の学生からの相談。父に医学部に行くよう言われていて困っている。父親にキレる。
「自分とこの子供の精神的な病気も治せないで、なに他人の体をみとんねん、コラ。」
病院の実名も絶叫する。「〇〇病院には行くな。」

・鶴瓶幼少期のエピソード。クリスマスツリーを母親にねだると、「変えないけど、作ったる。」
母親はタンスを一番上から少しずつ広めに開ける。
段差で山のようになったタンスに、靴下などを飾り付けた。
「これがうちのクリスマスツリーや」。

・妻玲子が鶴瓶に落語の世界に行きたいと言われたときは「よかろー」とたった一言返した。
・就職を考えていた鶴瓶に玲子激怒。
「芸能人の奥さんになろうと思わへん。でも、結婚のためにサラリーマンになるというなら、もう私のことは忘れてくれ。」

・ビートたけしとのロケで、ビートたけしに面白いと思われようと脱糞しようとする。

雑感

今よくテレビに映っているニコニコした鶴瓶さんからは想像もつかない破天荒なエピソードがいっぱいあって最高ですね。

鶴瓶さんのエピソードもすごいですが、貧しいなりにも子供を楽しませようとタンスでクリスマスツリーを作るお母さん、落語の世界に行きたいと相談したら「よかろー」と一言で返す奥さんなど、鶴瓶さんの周りのひともすげーパンチがきいていて面白いですね。