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厄介ファンになりかけていたので推しから距離を取った話
こんにちは、一周です。
今回の記事はタイトル的にネガティブっぽいですが、前向きに書いたつもりです。自分の中で区切りをつけるために書いた記事ですが、なにかのファンとして悩んでる人のためになれば幸いです。
自分がファンとして推していたのはとある女性Vtuber。約3年前から活動している人で、配信はほぼ毎回見に行っていましたし、ファンアートも一番熱があった時期などは毎日のように出していたように思います。
それまで好きな歌手などはいましたが、ファンクラブにまで入って、誰かを「推す」みたいなのは初めてで、精神的に辛かった時期に心を救ってくれた存在だと今でも思っています。
スパチャ文化には馴染めなかったのでしていませんでしたが、ライブや運営企業が提供してる製品・サービスにお金を使ったり、Note記事を書いたりしていました。
具体的な名前は書きませんが、過去記事等を見れば誰のことなのかは大体わかると思います。
全てのものは変化する
毎日のようにファンアートを作ったり、配信を追っていたころは、このままずっと彼女を応援していくんだろうなと何となく思っていましたが、どんなことでも変わらないなんてことはあり得ないわけです。
これは上記のVtuberとは別ですが、バーチャルシンガーとしてはトップを走っているといっていい、花譜という彼女と同年代のVtuberがいます。花譜は活動初期はかなり謎めいた存在で他と比べても独特の世界観を持っていました。が、それも年を経るごとに徐々に変化していき、後輩もどんどん増え、最近は生配信をしたりエイプリルフールに合わせて初のゲーム配信をしたりするようになりました。
【大切なお知らせ①】
— V.W.P -Virtual Witch Phenomenon- (@VWP_virtual) March 31, 2021
V.W.P はVアーティストグループとしての活動に終止符を打ち、 V.G.P (VIDEO GAME PHENOMENON) として、ゲーム実況を中心に活動して行きます。V.W.Pへのご声援ありがとうございました。今後のV.G.Pにご期待ください。#VGP #VWP #花譜 #理芽 #春猿火 #ヰ世界情緒 #幸祜 pic.twitter.com/TQ77rjR6Nt
この変化の過程で初期の雰囲気、世界観に魅力を感じていた熱心な古参ファンの一部が離れていったのを目にしています。
変化には勝てない
この花譜の変化の裏にどういう判断があったのかは知るよしもないですが、個人的には数年単位で高い熱量を持って応援していても、変化には勝てないし、その変化に対しては、ファンにはどうしようもないということを思い知らされた出来事ではありました。
話は冒頭の「彼女」に戻ります。
私のケースも、変化によって今回の記事を書くような状況になったと思います。具体的な話をしても仕方ないですが、(相対的な)数字の低迷とそれに対するテコ入れとか、彼女の後輩Vと自分の相性が悪かったとかそんなところです。どちらも端的には「変化」ですが、言ってみればその変化に勝てなかったということです。
はたからみればつまらない話なのですが、熱量があったからこそ変化を受け入れられず、ここ半年くらいはそれまであれだけ楽しかったことがストレスに変わり…という状態になってしまいました。
では、彼女や花譜がネガティブな変化をしたかといえば、そんなことはなく、どちらも炎上や暴言みたいなものとは特に距離のある存在で、むしろ本人たち自体は成長してポジティブな変化をしていると思います。
そうなると、どこにヘイトが向かうかというと、活動の指針を決める運営母体になるわけです。断っておくと彼女の運営はVtuberの運営としてはかなり演者を大事にしている(ように見える)し、流行りを追うより細かい実績や「信頼」を積み上げる長期的な活動を前提にしている企業です。
ただ…というかだからこそ短期的な「人気」の獲得はできていなかった(そもそも目指してすらいない)ように見えてしまったのも確かで、私のようにある程度数字にこだわったり、運営が生み出した「変化」を受け入れられなかったファンからすると、「なんでああしないんだろう」「どうしてこんな企画を」ということが頭の中をめぐるわけです。
花譜の時に、この手のことは、ファンにはどうしようもないと学んだにもかかわらずです。
頭の中で考えているだけならいいですが、SNSでそういった思いが漏れ出していたことも確かで、こうなるといわゆる「厄介ファン」に足を突っ込んでると言っていいでしょうね。
結局のところ波長がズレただけ
「変化」について加えて言えば、運営側もビジネスでやる以上、知恵を絞って色々企画運営をしているハズで、それをポジティブ・ネガティブに受け取るかどうかはこちら側でしかないわけです。良い悪いではなく、向こうと私の「波長がズレた」だけということだと今は思っています。
(Vtuber界隈にはひどい運営企業はいくらでもいますが、少なくとも今回はそれにはあたらないです)
とはいえ、そうして応援する対象との「波長がズレた」状態にさらに悪い要素が加わってエスカレートした場合、人によってはアンチ化して、本人やプロデューサーに変なマシュマロ(通称クソマロ)やDMを送ったり、5ch等であることないこと書いたりするわけです。
幸いなことに彼女のファンコミュニティは私のような人間はごく少数で、ネガティブなつぶやきをするたびに、空リプでいさめてくれたり、相談に乗ってくれたファンもいたので、今回の記事をある程度前向きな形で書けたと思います。
これまで書いてきたことをまとめると
・なにごとも変化をする
・その変化に対してファンにやれることはない
・誰が良い悪いではなく向こうとこちらの波長がズレた
・そのまま無理して応援した先にあるのはアンチ化(かも)
この前提に立って、応援している対象が健康に長く活動を続けてくれることを考えれば、とりあえず選べる選択肢は、「一旦距離を取る」ということですね。相手に投じる時間(や場合によってはお金)を減らすことで相手に対する熱量をポジティブ・ネガティブ問わず減らすことになると思います。
あとは別のファンに言われた話として「運営側に入る」みたいなのもありますが、ポジティブな意味でそれだけ強い熱量を持てる人ならそういう選択肢もありかもしれませんね。
変化はこれからも起きる
ともあれ、今回の結果を招いたのは「変化」でしたが、その変化は今後も起きるわけで、距離を取っている間には
・相手が変化する
・自分も変化する
・環境も変化する
わけです。それによってまた波長が合うこともあるかもしれません。
そう考えるとネガティブな結果を招いた「変化」でも、ポジティブにとらえられるのかなと思ったりしました。
私はその「変化」に淡い期待を抱いて彼女から距離を取ろうと思います。
最後に
最後になりますが、約3年間楽しい時間をありがとうございました。
いつかまた