【気まぐれ日記】デカ20thを見終えて(前編)
振り返りパートはこちら↓
この映画を見て考えること
実は私の職場では、世代交代がうまくいっていません。
少なくとも私はそう感じています。
だからこの作品の中にしばしば出てくる
『新人が定着しない』
というワードはちょっと心に刺さります。
ただ、この作品の中で新人が定着しないのは、みんな成長して別の部署へ行っているからなんです。
しかし現実で、そんな職場はあるんでしょうか?
多くの職場において新人が定着しない原因の多くは、職場の環境(物理的な環境…清潔さとか、騒音がないかなどの他、人間関係も環境のうちだと思う)や仕事の内容自体にあると思います。
そして、成長していろいろな知識や経験を身につけ、新たな職場でステップアップするという理由でその職場を離れていく人より、嫌になったとか、自分には合わないという理由で離れていく人の方が多いと思います。
どこかしらに何かしらの問題がある場合がほとんどではないかなと。
私の勤務先は、20年どころか40年くらい勤め続けている社員も大勢います。
40代を境目に、それより歳上と歳下とで比べると、歳上の方が多いかもしれないとさえ思います。
少子化の影響もあるとは思います。
だから、同じような状況の中、バン(レッド)が新人のライセンスを奪って「俺がやる!」と言って変身した時、これなんだよなぁ…と思ってしまったんです。
若い人にやらせない。
育てると言いつつ育てていない。
育っているのか確かめていない。
人数の比率的に、全てを若い人に任せるのは無理があります。
かといって、まだできるから、と新人に仕事を任せないのは違うと思うのです。
職種にもよるかと思いますが…。
今後ますますこのことはいろいろな職場で問題になっていくと思います。
この作品を子どもの頃に見ていた、いわゆるリアタイ勢のファンの方のほとんどは20代後半から30代前半くらいだと思います。(テレビ放送は2004年)
社会人であれば、ちょっと前までは自分も新人だったくらいの年齢でしょうか。
新人のライセンスを奪って(返してもらって?)変身した先輩は、そんな若い人たちにどんな風に映ったんでしょう。
40代の先輩が20年前と同じ仕事をまだやっていて、さらにあと20年やる、と聞かされたら、どう思うんでしょう。
一緒に頑張ろうと思ってくれるのかな。
自分も60までやろうって思ってくれるのかな。
それもきっと職種によるとは思いますが。
だからもしも『世代交代』を一つのテーマとしているのだとしたら、希望としては新人である塁にも、どこかのシーンで…できれば最後で、一緒に戦って欲しかったなと思うのです。
そして新人に、仕事のやり方を見せながら、一緒に成功体験を積ませてあげてほしかったなと。
そうすれば塁も数年後に同じように後輩を育ててくれている未来が見えるし、この作品の世界はずっと続いていくんだなと思える気がするのです。
ただ、最終的な最後はバンが決めるか、中年のオリジナルキャストの6人で決めるかじゃないとデカレンジャーではなくなってしまうので……痛し痒し(笑)
※ジャスミンのセリフは、ついつい使いたくなってしまうのでご容赦ください。
なんてことも、ちょっと真面目に考えたりしました。
今のところ、私の職場では新旧それぞれの強みを活かして、お互い協力することで、新人が定着しない事態を回避できるはずだと思っています。
そのためには、お互い歩み寄れるような環境づくりが必要だと思います。
そして自分の職場での役割は、新人さんと50代、60代の先輩達との架け橋のような存在でいることではないかと…ただのヒラですが、この映画を見てそんなビジョンを持ちました。
実はまだ続きがあるのですが、長くなってしまったので、続きは後編へ。
ではまた( ´ ▽ ` )ノ