なぜニシンのパイを送るのか
本日のブログのタイトルは
「なぜニシンのパイを送るのか」です。
このタイトルだけで あのアニメが想像できたあなたは変態です。
でも、大丈夫です。
みんなわかりますから。 みんな変態ですね。
さぁどうでも良いことは置いて、この”ニシンのパイ”は
魔女の宅急便で出てくる料理です。
わざわざ送り主が苦労して焼いていたのに、もらった側の
お孫さんは、
『私これ嫌いなんだよね』と その場で一蹴。
運んだキキもびっくりです。
この場面で、多くの人は 『孫最低!キキかわいそう』と
なってしまいますが、あえてマーケティング目線で見ると
変化します。
孫可哀想 になるんですね。
そして、この”孫可哀想”という目線をもってほしいのです!
では、解説していきます。
まず、ニシンのパイを作るおばあさんと、貰う孫 この
2つの立場ですは、需要と供給 という立場ですね。
おばあさん側は作り手、販売者側
孫は 消費者 という状態です。
販売者側は、『これが最高』と感じており、実際の消費者の
意見にはまったく耳を貸していません。
あのシーンだけではわかりませんが、何度も送られているニシンのパイ、
そしておそらく 断っているであろう口ぶり。
つまり、自分の都合のみを押し付けているのがおばあちゃんなんですね。
貰う側の思いは気にせず、これでプレゼントを渡した、
何かしてやったという自己満足のみです。
あのお孫さんこそ、実はちゃんと消費者としての
きちんとした立場なんですね。
与える側は、意外に ”自分都合”で考えてしまいます。
自分なら、自分だったら という思いはいりません。
使う側はどうなのか、使用者はどうなのか ということを
きちんと考えることが大事です。
あなたの商品は、おばあちゃんのニシンのパイみたいに
なっていませんか?