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名作ラジオCM_137
■ライオン / エチケットライオン
ソシアル・ディスタンス
M:BG〜
N:あなたとわたしの距離、近すぎず、遠すぎず
生理的にも、心理的にもほどよい距離を
ソシアル・ディスタンスといいます。
SE:(近づいてくる靴音)
外人(男):Hello I'm glad to meet you.
外人(女):Hello I'm glad to meet you too
N:アメリカ人の場合は握手できる距離
右:こんにちは
左:ありゃ、こんにちは
N:日本人はおじぎしても頭がぶつからない距離
右:ハァ〜ッ
左:ハァ〜ッ
N:そして、アラブ人はなんと息をかけるのがごあいさつ
だから息のかかる距離、つまりソシアル・ディスタンスは、気持ちよいコミュニケーションの距離なのです。そこで、口臭予防効果の高いエチケットライオン
海外との距離が近くなっているいま、いつもいい息、いいコミュニケーション
♪:お口のにおいに エチケットライオン
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1989年 ACC年鑑 ACC賞
2020年、毎日のように聞いたような言葉。
たくさんの人たちを苦しめたような言葉でもあると思います。
なんだかてっきり2020年に生まれたような言葉に感じますが、31年も前にこのような言葉が、CMがあったことに驚きです。
それはさておき
「海外との距離が近くなっているいま、いつもいい息、いいコミュニケーション」というコピーで終わるまでのアイデアが素晴らしすぎる。
・握手できる距離
・おじぎしても頭が当たらない距離
・息のかかる距離
アラブ人の習慣を見つけたあたりに勝機があったCMではないかと思いました。
いいアイディアといい発見。なかなかうまくいきそうでいかないんですよね。