(いっさいの感情を排除した棒読みの会話劇)
店員女・隣の夫:「棒定員」
M:♪〜(抽象的な音楽)
店員女:いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。
隣の夫:キンチョウ虫コナーズの「プレミアム」というのは置いてますか。
ぶら下げるだけで半径1m、蚊を寄せ付けないって宣伝しているやつなんだけど。
店員女:ああ、棚になかったらないですね
隣の夫:棚に・・・なかったら、ない
店員女:はい、なかったら、ないです
隣の夫:ないのは仕方ないけれど、その対応には前からひとこと
言いたかった。
なかったら、ない。これ以上の関係を断絶する言葉だ。
無理だったら無理。行けたら行くわ。みたいな。
そんな風に、人との関わりを身勝手に一方通行にして、あなたはどうやって
人とわかり合うんだい?
店員女:わかる人には、わかります。
隣の夫:そうですか。キンチョウ蚊に効く虫コナーズプレミアム。
店員女:使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
隣の夫:ないのに?