名作ラジオCM_127
■カルピス食品工業 / カルピス
せみの時計
N(女):一見、何の脈略もなく鳴いているような蝉たちですが、実はそれぞれの時計を持っているんです。
SE:(ニイニイゼミ)
N(女):午前4時、まず最初に鳴き出すのがニイニイゼミ
SE:(クマゼミ)
N(女):午前8時からはクマゼミ。お昼前までが最も盛んに鳴く時間です。
夏の日差しがいちばん強くなるころ、アブラゼミが活発に鳴いて・・・・・
SE:(アブラゼミ)
N(女):じりじり、じりじりと暑さを誘います
SE:(ヒグラシ)
女(女):そしてヒグラシは夕方6時ごろから鳴き出して1日の終わりを告げるのです。蝉たちが時間を教えてくれる暑い季節に、冷たーいカルピス
SE:カラーン コローン
N(女):午後3時の音です。
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1988年 ACC年鑑 優秀賞
・カルピス=夏の飲み物/夏に最適
・夏の要素であるセミ
・セミに対する発見=時間ごとに鳴くセミが違う
→セミが時間を教えてくれる
これをコピー化して、ラジオCMとして成立させる。
これぞプロの技というCM。
たとえ閃きでも後からロジカルに分析できるようにならないといけないですね。
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