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名作ラジオCM_1449

■サーモス/真空断熱スープジャー
サーモスクローズアップリポート雪女篇

N:サーモスクローズアップリポート
今回、我々は、雪山に住み、登山客を驚かせることを
生業としている、あるベテラン雪女を取材した。

SE:ピピピピ(目覚まし時計の音)

N:午前2時、雪女の朝は早い。
ご来光目的の登山客を狙うためだ。

雪女:・・・・おはようございます。

N:彼女はベッドから起き上がり、作り置きの
ミネストローネをあたため直す。
それをサーモスの真空断熱スープジャーに
詰め、すぐに家を出る。
白く薄い着物のままで。

SE:ガチャ(ドアが開く音)
ビュ〜(強風の音)

N:マイナス5℃。凍った山風が、薄着の体にダイレクトに
突き刺さる。
見かねたスタッフがマフラーを差し出した。

雪女:・・・それを身につけては、ムードが出ませんから。

N:雪女は丁寧に断った。
本音を言うとダウンジャケットやニット帽がほしい。
でも、防寒をしては、一般登山客との差別化が図れない。
そう言う彼女の目から並々ならぬプロ意識が感じられた。

雪女:・・・もうすぐ登山客が来る時間です、先を急ぎましょう。

N:人里離れた極寒の山奥でこの仕事をたった一人で続けている。
わたしがやめたら、この伝統は終わってしまうから、と。

雪女:・・・・いきます。

SE:ヒュ〜

登山客:ぎゃー!雪女だー!!

N:こうして今日も休むことなく、仕事を淡々とこなした。

雪女:この気温の中、薄着で本当に大変だし、寒いです。
でもね・・・

SE:キュ、パカ(スープジャーを開ける音)

N:スープジャーのフタを開ける彼女

雪女:人を驚かせた後に食べる、
あったかいミネストローネが大好きで

SE:フーフー、ズズ(ミネストローネをすする音)

雪女:ああ、しみる〜
これがあるから、今日も山に出られるんです

N:どんな場所でもあたたかいスープを。
サーモスの真空断熱スープジャー
おいしい温度、サーモス

ACC CM 年鑑 2019年 ラジオCM ファイナリスト


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