14歳の栞

今更ながら14歳の栞みてきた。
これめちゃくちゃ良かった。名作だと思う。

もう戻ることのできない【あの頃】の記憶が
フラッシュバックしてきて儚く寂しい形容し難い気持ちになった。

放課後の静かな学校で、流れる吹奏楽の演奏とか
席替えで机を移動してるあの音や黒板にチョークで刻まれる文字だとか。
あげたらキリが無いしどの瞬間切り取っても儚い。でもその時はそれがどれだけ儚くて寂しくて
淡いなんてわからない。
わからないから良いんだけどね。

思春期の人間関係の悩みとか子供が大人への憧れだったりの思いが強くなっての悩みとか。
全てがほんの一瞬の出来事でその悩みは大抵時間や経験が解決してくれるものなんよな。

エモいって感情は当事者はエモいって思わない
ものなんだよきっと。

だから自分の人生がめちゃくちゃエモいのに
見ず知らずの誰かの話や空想に憧れてしまって
自分の人生なんかって思う。
けど充分エモいよ。
他人から見たら君の人生も俺の人生も。

だから今楽しく普通に生きてれば良い。

映画の感想はここら辺にして、これを作った制作の人々凄すぎる。
OPの映像鳥肌たった。音の使い方と場面の切り取り方と繋げ方全てが完璧だった。
エンディングへの繋げ方も最高だった。
あれは泣ける。
最後は2年6組の人たちの写真撮影から学校に戻るまでのを上から撮ったのを流し、栞で締める。
もう最後歩いてるシーンだけでも彼ら彼女らの日常の何気ない1コマも名シーンだよ。と言わんばかりの使い方。
こういう青春ドキュメンタリー撮りたいなー
がんばります

いいなと思ったら応援しよう!