リポートを公表することについて
現在、日本大学通信教育部で勉強中。既に4年制の大学を卒業していますが、中高の社会科、地歴公民科の教員免許の取得を目指し、再度学生になりました。
リポートを書いて提出し、科目修得試験にも合格することで単位がとれる通信教育。シンプルだけれど、意外に難しいですよね。やってみると、普通に講義に出て、フンフンと話を聞いて単位がとれた通学制の過程の方がどんなに受け身で楽だったかが分かりました。リポートを仕上げるために、自ら教材を読み込み、必要な部分を探し出し、必要であれば参考文献にもあたっていく。リポートを書くには、積極的な姿勢と情報処理能力、それに論理的再構成力が問われます。
そもそも、リポートってどう書くの。。?そんな壁からぶち当たるのが通信教育です。「段落はどう分ける?」、「イントロや結論って必要?」、「何を書けばいいか分からない。」など、私も今までたくさん苦労してきました。そんな時、リポートの模範解答でもあれば助かるのになあと、何度思ったことか。
通信教育を始めて一年近くがたった今、合格したリポートもそこそこ積み重なってきました。そこで思いついたのが、これからリポートに挑戦する人達のために、既に合格したリポートをアップすることです。もちろんリポートの丸写し(部分的にも)は禁止されています。あくまで参考に、「この程度の内容を書けば合格できる」との基準を伝えるために提供しようと思います。
合格リポートを参照することを「カンニング」のように感じてしまう人もいるかも知れませんが、全て知性の営みは模倣から始まっており、偉大な発明と言えども、先人の知性の結晶の上に成り立っているものです。リポートを書き慣れていない人なら尚のこと、沢山の例文的リポート(模範的とは言いません。)を参照して、どのように書くのが効果的なのかを学べる機会があっても良いのではないでしょうか?また、既にリポートを合格している人でも、他者の知の営みを共有して新たな発見が見つかることもあるのではないでしょうか。つまり、通信教育に欠けがちな「学び合い」が、合格リポートを共有することによってできるのではないかということです。
といっても、汗と涙の結晶であるリポートを無料で公表して、部外者等から安易で心ない批評を受けるつもりはありません。そのため、読者を制限するために少額ですが有料とさせていただきました。妻子持ちで無職の学生を応援すると思って、ご支援いただければ幸いです。
リポートの内容についてご不明な点やご質問があれば、お気軽にコメントをください。ご感想をいただけると、尚嬉しいです。一緒に学び合いましょう!