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「マッチ売りの少女を勝ち組にする」

今日から4連休ですが,子どもがどこにも行きたがらないので,どこかへお出かけしたい妻と二人でお出かけをしてきたあつめるです。

#子離れ最高
#なかよし夫婦

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「マッチ売りの少女を勝ち組にする」

子どもの頃に読んでもらった本の中に,「マッチ売りの少女」がある人は少なくないのではないでしょうか。簡単にあらすじを確認しますね。

大みそかの夜,父親に「マッチを売ってこい」と言われ売りにはいくが,待ちゆく人は買ってくれない。寒さをしのぐために,売り物のマッチに火をつけ暖を取ろうとすると,暖かい暖炉の幻影を見るがすぐに燃え尽き消えてしまう。また,マッチに火を灯すとごちそうの幻影が現れ消えていく。さらに灯すと,やさしかったおばあちゃんが現れ,おばあちゃんを消すまいと次々マッチに火を灯していき,最後は・・・

というお話でしたよね。
この少女を何とか死なせずに,勝ち組にすることはできないか考えてみました。簡単に言うと,物語の要素をすべてぶち壊す夢も希望もない現実主義。

①「父から逃げる」
大みそかの夜にマッチを売れという父親。何のビジョンも持たず,無理な労働を強いる「ブラック企業上司」そのものです。母親はいなさそう,頼れる親族もいなさそう。じゃ,近くの大人に頼るとよかったのではないかと思うのですが,父に反する行動は,感心されない可能性があるので,現実味が低いと思います。現在ならば,児童相談所に飛び込むとか,悩み相談室などが利用できますね。

②「手売りをやめる」
マッチって,10円程度で買えますよね。原価率が4%だったとして1個6円の利益。100個売って600円。その当時は,ライターではなく,マッチでタバコを吸う人もいたと思うし,それなりに需要はあったと思うのですが,1日100個も売るってきついですよね。マッチ以外に売り物もないなら,卸業として,お店に卸すとよかったのではないかと思います。新規顧客開拓には,別の課題があるけど,少なくとも,毎月決まった数の納品を期待できるのではないかと思いました。

③「そもそもマッチ屋をやめる」
前述したとおり,利益があまり望めないので,労働に対して費用対効果悪いですよね。思い切って,マッチではなく,パンを売るとかにしてはどうだったのでしょうか。マッチは,喫煙者や調理のときの火種など,限られた人しか使わないですよね。でも,パンは,生きている以上ほぼ全員が必要とする物なので,需要は望めます。競合があるので,なかなか厳しいですが,そこは,「手売り」を逆手にとって,直にお客さんとのコミュニケーションをとってリピーターを獲得する努力をするのがよいのではないでしょうか。

④「ストーリーを売ればいい」
マッチにせよパンにせよ,お客さんからすれば,どこの店で買ってもいい物です。「このマッチ屋さんで買った」という価値を持たせればどうかということです。

極端な話
「私は,今日,お昼も食べずにマッチを売っていますが,まだ30個しか売れていません。あと70個売らないと,帰ることができないので」となれば,買ったお客さんは「人助けで買ってやるか」とか「人助けができてよかった」となることも考えられます。きっと他にもストーリーがあるはずです。

⑤「プレゼン力を磨く」
今までいくつかの絵本を見たことがあるのですが,マッチを売っている女の子は,まあまあ顔立ちが整っている場合が多いです。ということは,第一印象はプラスになるはずです。悲しい話,人は見た目で判断されます。
このころの,マッチ事情はよくわかりませんが,結構画期的な道具だったと思います。はじめに書いたように,安く売るのではなく,価値を説明して,ある程度高額設定しても売れたのではないかと思います。「本日,限定100個,早い者勝ちです。次回入荷未定」みたいな,この前までのマスクのようにすれば,「買わなきゃ!」にならなかったでしょうか。

「勝ち組」とまではいかなくても,マッチが売れずに天に召されるとまではいかなかったかもしれません。

と,不朽の名作を好き勝手に扱ってみました。

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今日は里山にあるカフェ?ソーセージ屋さん?に行ってきました。

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鹿肉や豚肉の加工食品が売られています。カフェスペースもあり,おいしいおやつタイムを送ることができました。

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帰りに,そこで使われているパンを扱うパン屋さんにもよってきました。どちらのお店も,もっと街中で売れば人が来るから売り上げも見込めるのでは,と思ったのですが,その地域でやっていることにブランドが出来上がっているのかもしれないですね。

今,物を売ってみたいと思った人は
「あつめる君が作った曲,編曲して売ってこようか?」
と,コメントしてみてください。

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