副校長になるか、辞めるか
管理職にならないかと誘われている。
もう何年も前から、そんなことは言われている。これだけ教員採用試験の倍率が下がっているので、管理職になろうとしている人も減っているのだろう。別に僕が優れているわけではない。
そして、僕はその誘いをずっと断っている。理由は明確。担任ではなくなったときに、この仕事の楽しさを感じるのだろうか。管理職にならない理由は、「担任の楽しさは知っていて、管理職の楽しさを知らない」からなのだ。
でも、最近、少し揺らいでいる。もちろん管理職になりたいわけではない。今の、このポジションが、自分に合っていないように思えるからだ。
先日、校内の先生に頼まれて、僕がずっと続けていて、いろいろ試行錯誤をしている実践を校内の先生に紹介した。正直、僕は嫌だった。なぜなら、結果は目に見えていたから…。
提案が終わった後、たくさんの先生から称賛された。でも、僕は全然嬉しくなかった。称賛の後に、必ず次のような言葉が出てくるから。
「〇〇先生は、できる先生だから、私ではとても・・・」「○○先生は、すごく勉強しているから・・・」。最近こんな感じが続いている。(〇〇先生というのは、僕です。)認められているようで、認められていない。「あーあ、また何か言ってるよ」と言われているのと変わらない。子供たちのために、自分のためにやっているワケだからいいんだけど、・・・悲しい。悔しい。別にこの人たちのために頑張っているわけではないけど。虚しい・・・。
今の自分のポジションは、周りに求められていないのでは・・・?ここ数年、そんなことばかり考えてしまう。子供たちとの関わりが一番大切だけど、公立小学校という場所で、組織の一部として働く者として、今の状況は、かなり虚しさを感じてしまう。
管理職になれば、この虚しさは解消されるのだろうか。分からない。ただ、変化を求めているのは確かである。ここ最近は、時間講師をやっている方の記事を読んだり、起業されている方の記事を読んだりしている。
自分は何がしたいのか、何を社会に提供できるのか、日々考えていきたい。