「心ここにあらず」がメンタルを病む原因になるぞ
心ここにあらずという言葉は昔から日本でも聞き馴染みのある言葉なので、日本人には想像しやすい事だと思いますが、
人間にとって心ここにあらずの状態がメンタルに非常によろしくないことが心理学の研究でさんざん指摘されてるんですね。
専門用語でマインドワンダリングと呼称されるんですが、ワンダリングとはふらつく、定まらないみたいな意味で、マインド(精神)がワンダリング(定まらない)ことをマインドワンダリングと呼びます。
これが日本の言葉でいう心ここにあらずなんですが、この状態が起きやすい人ほど、不安感にさいなまれやすく、また、不安がえらい強烈に襲ってくるようになるみたいなんですね。
理由はシンプルで、人間の未来は多岐にわたり考え出すと無数に選択肢が存在します。心が未来への不安に行き過ぎれば当然膨大な選択肢と、どうしたらいいのかという不安が沸き起こり始めて心を占領し始めるわけですね。
そこで流行ったのが、マインドフルネスという、心ここにあらずの反対の状態。心ここにあるず的なやつですね。
この状態だと、不安こそ消えませんが過剰な不安に襲われたり、必要以上にさいなまれることがないんですね。
加えて、人間が力を発揮できるのは、過去でも未来でもなく、現在のみなので、余計にマインドフルネスの概念が世間に浸透したのもうなずけます。
現在にのみ力が発揮できるのが人間なら、今できることを注意深く観察し、そこに力を注ぐわけですから、当然パフォーマンスも上がると。
マインドフルネス自体が魔法なわけではなく、副次的にいろんなメリットがあるという感じですね。
これはトレーニングで鍛えられることが分かっており、呼吸瞑想が有名ですね。
とにかく、人間は基本的に「今ここ」に最大限集中し続けるのが大切ってことですね。
仮に1年後10キロやせる!と決めたとしても、その一年後の目標の「今できること」に目を向ければいいわけですし、今できることの積み重ねの延長線上に1年後があるわけなんで。
今ここライフが大事ですな