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はじめまして。茗荷マナです。

 はじめまして。茗荷マナです。
 「茗荷」は「みょうが」と読みます。
 こういう名前なので一応説明しておきますが、私は男です。
 茗荷というと、そうめんのつけ汁の薬味を思い浮かべる人が多いと思います。私はみそ汁の具にします。組み合わせは玉ねぎと茗荷や茄子(なす)と茗荷といったところ。
 最近「くらしのきほん100の実践」という本の中に、とうもろこしと茗荷と大葉のまぜごはん、というものを見つけました。まだつくったことはありません。
 さて。
 私という人間を知ってもらうためには、どうしたらいいでしょうか。
 やっぱり、アレを出すしかないのか。
 名刺ではありませんよ。
 名刺は持っていません。
 肩書はありません。

 これです。
 精神障害者保健福祉手帳
 略して、
 精神障害者手帳
 2級

 1級が一番障害が重たい。

 では2級は?
 これは私の個人的な感想になりますが、私は重症です。

 働けません。
 障害年金で生活しています。

 週3回、家に看護師さんが来ます。
 看護師さん達がいなければ、私は正気を保つことができないと言っても過言ではありません。
 私の生活と精神は看護師さん達に支えられているのです。

 だから何?

    *    *    *

 顔をていねいに洗うこと。
 タオルで顔をそっと拭いた(ふいた)後
 その湿り気で
 首を拭く(ふく)
 耳の裏も、耳も拭く(ふく)

 体温・血圧を計ること。
 絶対的な数字というものが
 与えてくれる安心は大きい。
 数値が悪くても気にしないようにしている。
 病気は、もう私の一部だから。
 そういうときは、
 生活を少し減速すればいい。

 コーヒーを飲むこと。
 濃いめのインスタントコーヒーを
 デミタスカップで2杯、飲む。
 飲み終わる頃になると
 「今日一日だけ生きてみようか」
 と思えるようになってくる。

 雨ふり
 はみがき
 今日は鬱(うつ)

 今日は休み
 明日も休み
 どこにも行くところがないのに
 全然退屈(ぜんぜんたいくつ)にならない

 病気って、幸せ。