Mリーグ2023 セミファイナル結果
Mリーグ2023-24 セミファイナル最終日 2024年5月2日(木)に行われ、セミファイナルの全試合が終了した。その結果、ファイナルに進出した上位4チームが確定した。
1.セミファイナル結果
Pirates 549.2pts
EX風林火山 512.2pts
サクラナイツ 86.8pts
ドリブンズ 37.8pts
渋谷ABEMAS ▲162.7pts
KONAMI ▲279pts
この結果により、下位2チームである渋谷ABEMASとKONAMIが敗退した。
2.今週のチーム状況
2-1.Pirates
剛 優によるデイリーダブル
レギュラーシーズンの持越しポイントが400ptsがあり、仲林選手の2勝目、そして第2週において全員ラス引かずという結果から、ファイナル進出を早々と決めていた。
但し、風林火山の爆上げ爆運状況に1位の座を最終週に受け渡した。
最終日の試合に不甲斐ない成績を収めれば、ファイナルにおける風林火山との直接対決に影響しかねない。ファイナルは確定していたが、何としても1位の座は死守したかった。
そんな中、最終日に剛・優コンビによりデイリーダブルを決めて、ファイナルに向けて貴重な勝利を収めた。
2日第1試合の岡田・小林・伊達・鈴木たろう戦は、セミファイナル最終日に相応しい好試合だった。全選手3回平均のアガリで合計11回のアガリが有るにも関わらず放銃は全員で3回しかない。
これぞMリーガーという好セーブが頻発した。更には、2人以上の聴牌による捲りあいも熱く、自摸和了の多い展開は、筆者好みの試合でした。誰も水を刺す集中力の切れた放銃が無かった。
全員聴牌の局面では、伊達選手が間6ソウ聴牌していたところに小林選手が当たり牌の6ソウを掴まされた瞬間に頭の8ソウを切り出し放銃を回避した上で聴牌する好セーブをしていた。
小林選手は、レギュラーシーズンのMVP死守作戦の時にも非情に切れ味ある試合を展開していたし、セミファイナル最終日も切れ味があった。ロボは、ステージが大きくなるにつれて周囲の相手が強くなるつれて打牌に輝きを増すので、ファイナルでも期待が係る。
レギュラーシーズンの6ヶ月そしてセミファイナルの1ヶ月とトップを守り切ったPiratesは完全優勝(全フェーズ1位)を目指すべきだろう。
2-2.EX風林火山
亜樹 締めの100越え
EX風林火山の1ヶ月を振り返るならば、やはり二階堂亜樹選手が第1週で早々と2連勝を飾った事が勝因となった。
あれで、大黒柱の勝又選手鬼連闘モードを発動せずに勝ち切れたと思う。
EX風林火山のセミファイナル最終日には、亜樹選手が無慈悲な白鳥選手への親倍満と早すぎる園田選手への發単騎待ちの倍満が勢いの差をみせた。
EX風林火山は、ファイナルに関しては1週目の出足が肝心だろう。出足でダッシュできれば勢い継続する。恐らく、勝又選手がファイナルに備えて体調を整えている時期でしょう。
2-3.サクラナイツ
チーム堅調
サクラナイツは、堀選手の安定感と今期は渋川選手も要所で粘り強い連対をしていた。更に岡田様もセミファイナル最終日を任される位に成長している。
トップ2チームとは凡そ200pt差があるが、ファイナルし1~3日が劇勝負所でしょう。そこで勢い良く差を詰めれば可能性が十分にあるだろう。
2-4.ドリブンズ
渡辺 太 値千金の2着
仲林選手が体調不良で調子が悪かったとは言え、仲林・松ヶ瀬選手という強者を抑えての2着でファイナル進出が当確した。今週は、チームの屋台骨を支える園田・鈴木たろう選手が敗れるという状況でファイナルに突入するので、やはりファイナル開幕1~3日が異常に重要です。
出鼻をくじかれると園田選手以外、誰勝てるの心理に入るので一丸となって勝利を手にしに行きたい。
2-5.渋谷ABEMAS
ファイナル連続進出記録。無念
過去5年間ファイナル毎シーズン出場していた記録が6年目に遂に途絶えた。渋谷ABEMASファンは、過去6年間で1番モヤっとしたシーズンだったのではないでしょうか?
今期一番良かった出来事が、チーム内そしてMリーグ内の一番の若手である松本選手が非情に献身的にそして非常に頼りになる漢だった。誰がリーダーか分からなくなる位に立派だった。
2-6.KONAMI
伊達 健闘も無念
伊達選手の最終戦は、素晴らしい試合だった。単に加点だけを考えるだけでなく守備に関しても全方向にアンテナを張っていた。ファイナルで伊達選手の試合が見られないのは非常に残念です。
今期のKONAMIは、レギュラーシーズンにおいてはタキヒサが自団体他チームや全体の興行を意識し過ぎた事が裏目になっている。他チームの先鋭達は目の前の試合に最善を尽くして勝つ事に集中して、上を向く事のみに集中していた。
もし、KONAMIが優勝を真剣に考えるならば、タキヒサが連盟他チームの御守を辞めて目の前の試合に勝つためにやり切る事だろう。
3.今週のMVP
・EX風林火山 二階堂亜樹選手
白鳥・園田選手がモブキャラに見える位無慈悲な試合だった。
白鳥選手のメンピンのカウンターリーチが結果論だが、闇聴牌だと如何様にも回避できていたというのが、又切なさを感じた。
2発の倍満は、爆運の絶頂をいっていた。
4.その他
ファイナルは、GW明け5月6日(月)に開始され僅か2週間で優勝が決まります。勝負のポイントは、5月6日(月)~10日(金)の第1週が非常に重要です。