麻雀プロによるチーム戦Mリーグは、今期5年目のシーズン真っ最中。
そんな中、Mリーグ発足時から現時点までのMリーグで起きている今の状況について客観的な目線でその変化を纏めたい。
1.Mリーグの使命
1-1.Mリーグの理念
1-2.Mリーグの活動目的
MリーグのHPに記載されている「Mリーグの使命」は、Mリーグの選手、チームオーナーの関係者(監督、運営社員)そして、オーナー企業の社長が従うべき原点がここにある。
企業が社会で経済活動を行う際に、自分達の歩む方向性や活動に濁りが無いか未来に続く道を歩んでいるか迷った時には、企業は、「企業理念」に従った行動をできているかを考える。ここでの企業理念は、その会社の社会における存在価値や会社の根幹となる考え方・価値感を示します。
Mリーグにおける「企業理念」は「Mリーグの使命」です。
2.スポーツとしての地位を確立できたのか
前項の「Mリーグの使命」には、4回も「頭脳スポーツ」というキーワードが出現しています。つまり、Mリーグの重要な使命としては「頭脳スポーツ」として麻雀競技を確立する事が大儀です。
2-1.スポーツとは
日本では、スポーツを推進するために文部文化省に「スポーツ庁」が創設されています。このスポーツ庁は、日本国内におけるスポーツの発展及び国民への浸透を目指した象徴的な省庁です。そのスポーツ庁が定めたスポーツ基本法にスポーツの定義が明示されています。
ちなみにスポーツ庁の歴代の長官は、初代長官が水泳メダリストの「鈴木 大地」さん。そして、現在のスポーツ長官は、ハンマー投げメダリストであり超人である「室伏 広治」さんです。
2-1-1.スポーツ基本法(平成 23 年法律第 78 号)
2-2.改めてスポーツとは
そして、私の過去の経験と考えで纏めるならば以下である。
スポーツとは、ゲーム性のある一定のルールが確立した競技において、公正・公平性が確立した環境下において、点数・時間などの得点をチーム・個人が競い合い、勝敗を決定する。ある一定の期間においてその競技試合の順位を競い、日本一のチーム・日本一の個人を目指す。しいては、世界一を目指す競技と定義できる。その日本一を目指すためのスポーツ選手の不断の努力は、人間の可能性の極限を追求する有意義な営みとなる。
2-3.他のスポーツ競技は
スポーツにおける最近の真新しい出来事としては、FIFAワールドカップカタール2022が開催されました。サッカー日本代表は、ドイツ、スペインという優勝経験があるサッカー大国のグループリーグにおいて、ドイツ・スペインを倒すという歴史的偉業を収め、多くの日本国民に勇気と感動を届けました。
そのサッカーのルールを知らない多くの国民が、僅か1点というゴールに歓喜し、失点した時には落胆し、そして日本が敗退してもその偉大な功績に対して多くの国民がその活躍に称賛した。
サッカー日本代表は、まさに日本のサッカーの国民代表であり、過去多くの厳しい試合を経験し、厳しいレギュラー争いを経験し、膨大な練習を4年以上やり続けたトップサッカー選手が日本を背負って、世界一を目指して屈強な海外選手と戦い切った。
サッカー、野球、バレーボール、卓球、ボクシング、柔道、格闘技、陸上、水泳、スキー、スノーボード有りとあらゆるスポーツ競技は、通年日本一のチーム・選手を決めるための真剣勝負の試合が多く開催されている。ルールは違えどプロ競技スポーツ選手が目指す先には、必ず日本一がありその先に世界一がある。
2-4.Mリーグはスポーツとしての確立できたのか
当初私は、Mリーグが開催された時には涙を流すほど感動しました。自分が1麻雀の愛好家として、他スポーツ競技に似た熱狂を麻雀の世界でも感じられるのかと、そして自分が極めてきた麻雀に関して自分より強い日本人選手の技術と極められた精神力を目の当たりにできるのか。
4年半を経過して、確かに考えられない素晴らしい手順や芸術的な技術も数多く見受けられた。
ただ、ここ最近のMリーグの試合は、