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Mリーグ2021ここが駄目

Mリーグ2021-2022ファイナルの最終日が終え、歴史に残る最終日の熱戦が終わり、サクラナイツが晴れて優勝した。

最終試合に相応しい魂のこもった選択と試合だった。

試合終了後の優勝セレモニーをみて猛烈な違和感を感じた。

Mリーグは、ある意味興行的・タレント的麻雀競技であり、売上の確保と麻雀競技に興味あるアマチュアファンを広める事が大きな目的です。

その中で古臭い昭和臭がプンプンする縦割り社会を感じた。

Mリーグは、日本プロ麻雀連盟所属のタレント性あるスター選手達と従来から付き合いあるオーナー企業・スポンサーによって成立している。

だから、日本プロ麻雀連盟所属はいわば企業でいうならば大企業に例える事ができる。そして最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会は中企業、RMU、麻将連合μは中小企業として捉える事ができる。スポンサーを抱えた大企業にその他中小企業は気を遣いながら運営している。

そんな中最後のセレモニーで各チームの代表での発言や態度に関して、違和感があり捲り、将来のMリーグに危機感を感じた。

1.渋谷Abemas
このチームは、違和感を感じない。何故ならば、リーダーシップと成績を常に残している多井選手が所属の違う白鳥(連盟)、松本(協会)、日向(最高位)と全員が所属が違うがそれぞれがここまでの経過で全員がそれぞれに対しての敬意を示してるのが非情に感じられる。今まで責任感から出しゃばり過ぎ感があった多井選手も成長している3人に対して上手く全員が引き立つようになっており、各団体とのパワーバランスが均等に視える。
多井選手が中小企業の頑張っている社長という感じで味がある。

2.サクラナイツ
凄い違和感を感じた。表に出る発言は、全て内川・岡田選手。チームの役割が異なるのは理解できるのだが、連盟主体のチームとは言え、今期優勝したのは、堀慎吾選手が居たから優勝できている。

脚を悪くした堀慎吾選手を気を遣って、椅子に座らせていた極当たり前の判断のように思えるが、12試合中7試合も参加して最後に大試合を制して優勝に導いた今期Mリーグ・サクラナイツのヒーローだ。

脚が折れようが、腕が折れようがそのヒーローを壇上に上げ、チームメイト2人で堀選手の身体を支え優勝シャーレを掲げさせるぐらいの気概があってもいいのではないか?

これは、運営の人達もしくは森井監督と堀選手との会話で判断したかも知れないが、チームメイトだったら一番の功績者に最後の一番良い所を味わってもらうべきではないかな?

最終試合のインタビュー順も違和感が猛烈に感じた。これは、初年度の指名順の逆順からされており、堀→岡田→内川選手とインタビューをされていた。これもそれぞれの役割があるのだから仕方が無いのだろうが、
岡田→内川→堀の順が自然だった。口下手で締まりの無い人が最後に言葉足らずでもいいんじゃねーの。

何か、大企業が中小企業の優れた技術の名を伏せて営業力だけでマウントしている昭和の古臭い価値観がそのままでていた。

優勝という結果と数字を残した結果を残して、仲間に表舞台を譲っている堀選手は、真のプロだ。

サクラナイツは大好きなチームの1つですが、その年度・年度で活躍した選手を称える方が自然です。

3.セガサミーフェニックス

猛烈な違和感を感じる。

最後のインタビュー者が魚谷選手だったが、それは何故ですか?
チームリーダーだからですか?第一指名者だからですか?
今年度の総合的な成績を判断したら、茅森早香選手と近藤誠一選手が一番表舞台にでるべきではないですか?

更には、発言がスゲー上から目線で技量が一番高い近藤選手の最高の試合をあまり成績のでていない選手が総評するのってなんかとても寒いんですが。
発言もドラマ臭が凄く素直さを全然感じません。

私が魚谷氏と同じ立場だったら、インタビューを辞退して、茅森氏にマイクを譲ると思う。そして、寡黙にリーダーとして結果を残せなかった事に責任を感じて、歯ぎしりしながら悔しさを滲ませて一言程度しか喋らないと思う。

じゃーどうしてそうなっているかといえば、結局は大企業が中小企業にマウントを獲って、中小企業の技術ある職人達の成果を正当に表に出して引き立たせることをしない、スゲー古いタイプの価値感が前面にでているんだが。

良く背景が理解できていないのだが、セガサミーフェニックスはMJ関係で最高位戦日本プロ麻雀協会の顧客じゃないの?

4.雷電

小さな違和感。-1200ptsも叩いて来年も全員一緒にやるんです。最後のチャレンジです。優勝するんです。・・・1年目から同じ事を言って変化と成長が全然感じられないチームというのは他競技では、TBS時代の横浜ベースターズ並だろう。
来年はかなりの確率ファイナルは進出できない。悪い出来事を1年先延ばしにしただけで後ろ向きな現状維持。

5.風林火山

違和感あまりなし。違和感を感じない理由が、二階堂亜樹選手が、今期成績をキチンと残している所にある。だから発言と背景との誤差が少ない。来年も松ヶ瀬・勝又氏に依存する展開になるだろう。

6.パイレーツ
違和感なし。1名又は2名の選手が入れ替えられる可能性がある事を選手全員が居る場所で場に立つ辛さ。このチームは、渋谷Abemasと同じで表現と結果のズレが最も少ない。

7.KONAMI麻雀格闘倶楽部
違和感なし。このチームは佐々木選手がリーダーであり、佐々木選手も全体の事や色々な状況判断をした言葉を選択しており、リーダーとして優れている。

8.赤坂ドリブンズ
違和感なし。

だらだらした内容で申し訳ない。
言いたい事は、Mリーグは売上・視聴者数・ファン数という数字を大切にする風潮がとても強い。だからどうしても試合の結果や麻雀の技術が2の次になり易い。

Mリーグの中で下らない団体間のマウントや売り出したいタレントを全面的にだすのは辞めてくれ。

毎年毎年各チームや全体で成績と数字を残した選手を前に出す風習にしなければ、良く成らない。技術もあまりなく、成績を残していない選手がさもそれらしい事を発言するのって心が痛く成らないですか

大企業の傘を被って大企業を支えてくれている中小企業の人達に敬意を払えていないボンクラ社員が勘違いしちゃっているという感じを凄い受けました。

平成・令和の勢いある大企業は、所属する組織・立場関係無く成績と結果に応じて正当に評価し、毎年度の活躍した人達にキチンとフォーカスできる企業です。

選手の入れ替えも消極的だし。

このようなプレゼンテーションをするならば、日本一の麻雀競技のチーム戦を名乗らずに笑点リーグ、アイドル育成リーグ、サザエさんリーグ、アンパンマンリーグ、タレント育成リーグに名を変えた方がいいだろう。


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