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Mリーグ2022レギュラーシーズン第4週

10月3日に開催された麻雀最高峰のチーム戦Mリーグ2022レギュラーシーズンが開幕してから早1ヶ月が経とうとしている。

レギュラーシーズンは、2023年3月21日(金)まで実施されるロングタームですが、序盤戦の開幕月の調子は年内の成績に影響を与え、年内の影響はほぼセミファイナル進出チームの当落を決める大切な10月でした。

1.今週のチームポイント

1.ABEMAS 432.6 pts(+54.8pts →)
2.麻雀格闘倶楽部 135.3 pts(▲20.8 pts →)
3.サクラナイツ 118.5 pts(+46.7pts →) 
4.風林火山 ▲56.8 pts(+ 88.9 pts ↑3)
5.雷電 ▲44.2 pts(▲32.1 pts ↓1) 
6.Pirates ▲84.4 pts(+50.7 pts →)
7.フェニックス ▲143.8pts(▲83.4 pts ↓2)
8.ドリブンズ ▲325.1 pts(▲104.8 pts →)

2.今週のチーム状況

奮起の風林火山・Pirates
高確率なんなんのドリブンズ

10月の試合が31日(月)を残す時点でのチーム成績を振り返ると、
ABEMASが圧倒的な安定感で7-6-3-0と未だラスが無い上に連対率が非情に高い。そして、今週もチーム一丸となってポイントを積み重ね、単独トップを不動のものとしている。

2番手争いは、麻雀格闘倶楽部とサクラナイツ。2チームの10月の状態は、ほぼ互角で、成績が落ちかけた時にそれぞれのエース寿人選手、堀選手がキッチリチームを下支えした週だった。大きな崩れが無い限り、他チームの状況を鑑みてもこの2チームがBクラスに下落することは考えにくい。

AクラスとBクラスの鍔迫り合いの中、中段に位置づけているのが風林火山、雷電、Pirates。この3チームは、それぞれ好調の下支えを作っている選手がいる。風林火山は、松ヶ瀬選手。雷電は瀬戸熊選手。Piratesは、鈴木優選手。10月以降の中段に位置づけるチームは、下支えの選手が踏ん張っている間に他3選手の出来によって、Aクラスへの上昇Bクラスへの下降が決まってくる。

下位2チームのフェニックスとドリブンズは、非常に厳しい。他6チームと状況が決定的に異なるのが、「連対(トップ又は2着)が取れない」の一言に尽きる。他6チームでは、チーム内に1~3名の好調もしくは堅調を維持している選手がいる。それが、フェニックスとドリブンズは、どの選手を出しても良くて2着でデフォルト3、4着となっており11月以降に1名以上の好調さを輩出する事が緊急の課題となっている。

2-1.ABEMAS

落ち着きが好循環を呼ぶ

ABEMASは、白鳥選手が3着を獲ったが、第2試合の松本選手が直ぐに挽回するトップを獲り切る。好調な松本選手でも3~4着になりそうな均衡した点棒差において、オーラスの親番にリーチ対決に競り勝つと一気に得点を加点して気が付けば万全なトップを獲り切った。松本選手は、10月第1週の試合そして今週の試合と勝負所に競り勝つ勝負強さが非常に際立ちます。

日向選手は、2回の黙聴出和了を決める落ち着きをみせた値千金の2着を確保した。今週の良い試合展開は、以後にも継続して表現したい。

多井選手は、今期「攻撃」をテーマとしているように感じる。10月の試合では、鳴きとリーチを積極的に行い攻撃に1回でも多く参加している。今週の試合では、着順取りの上手さが光る2着を確保した。

ABEMASは、10月第1週・第2週のスタートダッシュで確保した300ptsが活きてチームメンバー全員が、落ち着いた冷静な麻雀を打てており、勝負すべき所もきっちり勝負できている。
他7チームが全員集合の好調さをみせていないので、年内はABEMASが単独首位の座を譲らないように思える。

2-2.麻雀格闘倶楽部

エース寿人 貫禄のトップ

今週の麻雀格闘倶楽部は、エース寿人選手がチームリーダーとして盤石なトップを獲り切った。今週、佐々木選手が3,4着を獲ったならばチームを下支えする選手が、2年目の伊達選手のみとなり、チームの下降トレンドに流れる恐れがあった。佐々木選手は、今週自身が勝たなくてはならないというのを理解した上で勝ち切っている所にエース寿人の強さを改めて感じた試合だった。

10月27日(木) 第2試合 堀・伊達・魚谷・園田戦は、今週のベストバウトです。伊達選手は、この試合総じて手牌が悪かったにも関わらず、集中力を途切れる事無く、我慢強い守備と少ないチャンスを形にしていた。このような粘り強く聴牌料を取りに行ったり、失点を最小限にしてチャンスを伺う麻雀を打てている試合を形成できているので、やはり今年の伊達選手は、個人スコア上位に絡んでくる選手であり、チームを下支えする選手です。

滝沢選手と高宮選手は周囲が好調でトップを獲れる状態になっていない。ここで焦ると崩れるので、確実に取れる順位の確保に努めたい。

10月の麻雀格闘倶楽部は、伊達選手の四暗刻でぶちかまし、エース寿人が好調の出足を魅せ、両輪で牽引する。11月以降は両輪が安定した上で滝沢・高宮選手の上昇に期待したい。

2-3.サクラナイツ

岡田好調維持のトップ
エース堀 2連勝

今週のサクラナイツは、渋川選手が初トップ獲得に向けて気合いの2連投が、残念ながら2連敗と不発に終わった。渋川選手は今Mリーグの経験の差を学習している最中です。特にMリーグエース級選手である佐々木選手との対戦では、2連敗となっておりMの頂きの壁にぶつかっている。

恐らくだが、ここ1~2週間の渋川選手は、東場の早い段階で3900~8000点の失点により、他選手が勢いづいた上でMリーグの経験差で貫禄負けしている。今週の松本・伊達・日向選手のように東場を我慢強く、少し慎重に入るように努めると連対できるようになってくると思います。

今週の岡田選手は、好調を維持したトップを獲りきり、10月のサクラナイツを下支えした。来月以降は好調さを維持した強者達との対戦が増えていくと思うので、その時にこの好調さをぶつけられるかが真価が問われます。

堀選手は、個人2連勝とエースらしい活躍を魅せている。先週は、他選手が追いつけないキレキレの試合展開をみせ、今週は、均衡した好勝負の中僅差を制した読みと集中力の効いた勝利だった。

10月のサクラナイツは、内川・堀・岡田選手がチームを下ざさえして、新人MリーガーのOJT終了期間を待っている。サクラナイツの11月以降のテーマとしては、中段チームの争いに巻き込まれず、このままAクラスを堅守したい。

2-4.風林火山


勝又 瑠美 意地のトップ

先発を任された瑠美選手は、開幕2連敗後の2連勝と個人成績を原点付近に戻した。今週の結果によって、風林火山がAクラスとBクラスとの間の中段3チームに踊り出た。一つだけ気がかりなのが、NGメイクが炸裂していてドン引きした。

勝又選手は、今週2登板し2着1着と風林火山の大黒柱振りを示した一週間となった。風林火山は、大黒柱の勝又選手そして松ヶ瀬選手の2選手が安定しているとチームが安定感を増すチームだと再認識しました。

亜樹選手は2連続ラスとなり、1人なんなん状態を継続している。来月以降に本来の連帯率に戻りたい。

10月の風林火山は、松ヶ瀬選手が支え切った開幕月となった。その上で瑠美・勝又選手と上昇気配を感じるので、やっと11月以降の戦いに向けて他チームと同等にたたかえる。ルミアキの成績によって乱高下し易いチームなので、男性陣だけは常に仁王立ちして連対率を高めておきたい。

2-5.雷電

モヤモヤ黒沢

今週末に黒沢選手は、気合いの2連投を実施したが3着3着ともやもやっとした感じが続く。今年の雷電は、焦ったら負けるチームなので、手牌が悪い時や展開が悪い時には目の前の着順を確実に獲る事が優先順位が高いだろう。その意味では、ラス回避を2回実施できていると前向きに捉えたい。

今週の瀬戸熊選手は、盤石な2着で切れ味ある黙聴の跳満を自模和了したシーンは、今期の冷静さと調子の良さを伺えます。10月の雷電が中段クラスに位置づけているのは、瀬戸熊選手が安定した成績を残していた結果であり、長いシーズンで如何にこの良い状態を継続していくかが雷電生き残りのカギとなる。

本田選手は、先週のトップに続き今週は2着となり、個人スコアも原点付近に戻りつつある。状態が上昇しているので、来月以降も今の上がってきている状態を維持したい。

雷電は昨年のレギュラーシーズンを鑑みると非常に良い位置を位置づけている。上位3チームのABEMAS、麻雀格闘倶楽部、サクラナイツが非常に堅調を維持しているので、今の堅調さを維持したい。

2-6.Pirates

仲林嬉しい初トップ
鈴木優個人2連勝

今週のPiratesは、今期新加入したMリーグ1年生の仲林圭選手と鈴木優優選手が2人ともトップを獲った結果、先週に続き今週もプラス成績を残して、Bクラスをほぼ脱却して、Aクラスを狙う中段クラスに位置づける事に成功した。

念願の初トップを獲得した仲林選手は満面の笑みが溢れていた。

鈴木優選手も満面の笑みが溢れる。

今期のPiratesの命運は、新人Mリーガーの仲林選手と鈴木優選手の出来具合と言っても過言ではない。新人Mリーガー2選手が跳ねればPiratesは上昇気流に登り、逆に2名纏めて打ち取られれば下降する。2選手としては、2名同時に打ちとられる週を作らないように心がければ、強いPiratesとなるだろう。

2-7.セガサミーフェニックス

苦戦するメンバー
光明みえる近藤

今週のフェニックスは、魚谷選手が気合いの2試合出場したが、4着2着となる。茅森選手は、4着と安定しない。そんな中唯一の光は、近藤誠一選手が、トップは獲れなかったが本来の持ち味である重厚な守備と切れ味のある攻撃とピンとが有ってきたところだろう。

近藤選手は、ゆるやかな上昇気流に乗るはずなので、魚谷・茅森コンビは踏ん張っていきたい。

今月フェニックスは、出足としてはドリブンズと同じで非常に安定しない不完全燃焼の10月を送っていた。先ずは近藤誠一選手が連対率を増やしていく事で魚谷・茅森・東城の上昇気流を根気よく待ちたい。

2-8.ドリブンズ

ハナマルの丸山
チームは高確率なんなん

丸山選手は、ほぼトップが見込めた2着と善戦していた。状態も上がってきているので、来月以降も落ち着いた内容を心掛けたい。

そして、今週の男性陣は、園田3着4着、鈴木たろう4着と高確率なんなんに突入した。これは、選手4名で必勝祈願も含めて改めて、都内のパワースポット巡りや御払いをやるべきでしょう。

今週及び今月のドリブンズは、スロットで設定1をぶん回しているような感感覚に陥る。男性陣3名の運気が非常に良くない。他チームの対戦相手は、設定2~3をベースとして、設定5~6を何度も座っているにも関わらず、何故かドリブンズだけは、設定1を継続している。11月に向けて運気上昇を試みたい。

2-8-1.麻雀に勝つ運気を上げる方法

私はアマチュアだが、赤坂ドリブンズの男性陣に送る運気上昇方法を伝授したい。

1.身体をほぐして血行を良くする。
おっちゃんズ3名は、3名全員は皆ぽっちゃり体型で、血行不良が本当に良くない。適度に身体がホカホカ暖かくなるような有酸素運動を試合前日までには行い、身体をほぐしておきたい。お勧めは、息抜きを含めて公園や神社などに行く10km程度のウォーキング。

2.健康的な食事と睡眠
歳を取ると体力低下に伴い、深くて長い睡眠時間を取れなくなってくる。運動を行い、良質なタンパク質と野菜を沢山とって、試合前日には深い睡眠を取る事に心掛ける。

3.恋愛
日本人数千年の歴史的事実から証明されているアゲ〇ン。戦国の武将がいい女を求め、いい女を抱くという行動は、運気を上げる事やモチベーションを維持する事に繋がっています。男性を癒し、やる気にさせる女性の力は本当に偉大です。週刊誌に掲載される位の派手な恋愛はすべきでしょう。

4.動物
女性との恋愛が、直近でできないという場合には、犬や猫に癒されたい。都内のドッグカフェや猫カフェもしくは、動物園など愛くるしい動物と接して心の癒しに努めたい。

5.無(心のスイッチ)
仕事の麻雀は除いて、麻雀やMリーグの試合を一旦全て忘れて、無の状態を作る。

6.御払い・自然・パワースポット巡り
私が好きな運気上昇方法は、都会から少し離れた自然の多いスポットに遊びに行く事です。自然の多い公園などは、空気が澄んでおりマイナスイオンも感じる上に、歩く距離も自然と増えるので普段行った事の無い場所に顔を出すのも良いでしょう。歩くと自然とその夜は、疲れて寝るだけになるのも良い点です。

7.牌交換
Mリーグでどれだけ洗牌をしているかは理解できないが、ベトついた牌程内部の撹拌率が下がり配牌に偏りが生じる。
ちょっとでも牌にベタツキを感じたら、試合を中断してでも
「すいませ~ん。牌のべたつきが凄いので牌交換お願いしま~す。
と運営側に依頼する。今のドリブンズの成績ならば、視聴者も理解してくれるだろう。

3.今週のMVP

・麻雀格闘倶楽部  佐々木寿人 選手

チームのエース佐々木選手が、トップを獲り切ると麻雀格闘俱楽部が非常に安定する。10月の成績は、2-1-0-1の+107.0pts(個人スコア第4位)と好調なスタートを切っている。昨年チームを牽引した滝沢選手がペースを掴めていない状態なので、佐々木選手も不調になるとチーム崩壊を意味する。その意味を一番よく理解していた佐々木選手の貫禄のトップは、切れ味が有りエースらしい活躍だった。

・サクラナイツ  堀慎吾 選手

均衡した点棒差のオーラスに聴牌を意地でも維持したい堀選手に海底牌に怪しい3mを自模。この36mは、海底大捲りチャンスを狙っている伊達選手の当り牌。ちょっと気を抜いていたら即放銃となっていただけに、終始集中力を維持していた堀選手が鼻差で捲った試合だった。堀・伊達・魚谷・園田戦は、4選手が均衡した名勝負をしていたベストバウトです。見返す際にはお勧めの1試合です。

4.今週のこの1手

・赤坂ドリブンズ 園田選手の2m放銃回避

オーラスの親番となる園田選手にとっては、よろしくない点棒状況となる。魚谷選手と堀選手の2人があがればトップが確定する僅差のため、スピード勝負になる展開となる。その状況下で役牌の速攻手が堀選手に入り、早々に25m待ちを聴牌する。園田選手も手牌が悪いなりに聴牌を目指している最中、使えない2mを自模る。
集中力の切れたMリーガーやアマチュアであれば、そのまま放銃して試合終了となる2mだった。それを迂回した上で必死の聴牌形を求める。

4着を獲るにせよ、上位2人の争いに割って入らずにやれることをやろうとしていたこれぞMリーガーという姿勢を感じた2m回避だった。

5.その他

2022年10月28日(金)終了時点の個人スコアベスト10を確認して欲しい。

©M.LEAGUE

1位、2位、9位・ABEMAS
3位、4位・・・麻雀格闘倶楽部
5位、6位・・・サクラナイツ
とほぼチーム成績の並び順となっている。
中段をキープしている風林火山、雷電、Pirateはそれぞれ松ヶ瀬、瀬戸熊、鈴木優がランキングしている。

Mリーグは、チーム戦であるが個人スコアを競う競技でもある。
Mリーガーたるもの四の五の言わず、他の選手を押しのけてこの個人スコアベスト10に入る事がとても大切なんです。

開幕日から早1ヶ月。Mリーグが開催されているこの時期は、時間が経つのが本当に早いです。都内でも非常に寒さが増していますので、体調には十分お気をつけてMリーグライフをお楽しみください。

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