Mリーグ2024-25 レギュラー第4週
Mリーグ2024-25 レギュラーシーズンが開幕してから凡そ1ヶ月が経ようとしています。僅か1ヶ月程度ですが、各チーム各選手の戦力状況が十分把握できる有意義な1ヶ月でした。
1.総評
サクラナイツ禁断の堀2連投によるディリーダブルと個人3連勝
セガサミーフェニックス 首位死守
嬉しい初トップ続々と
2.チームポイント
1.フェニックス 230.8 pt (→0)
2.サクラナイツ 163.4pt(↑3)
3.麻雀格闘倶楽部 127.4pt(↓1)
4.雷電 11.1pt(↑2)
5.ドリブンズ -19.2(↑2)
6.Pirates -59.1pt(↓3)
7.BEAST -79.7pt(↓3)
8.ABEMAS -170.9pt(↑1)
9.風林火山 -223.8pt(→0)
サクラナイツが禁断の堀選手2連投2連勝により1位に踊りでるが、週末の試合でセガサミーフェニックスが浅井のトップで首位を死守する。Piratesが2年ぶりとなる大敗となる。フェニックスと麻雀格闘倶楽部が安定しており、対抗としてサクラナイツが食らいつく。
3.チーム状況
3-1.セガサミーフェニックス
浅井 反省と初トップ
竹内 開幕から無傷の4連対
10月8日第2試合 鈴木たろう・浅井・鈴木優・本田戦において、浅井選手がラス確定の出アガリを拒否した見逃しをした。この件に関しては浅井選手の非常に悪い部分が表現された見逃しだった。一発逆転が麻雀の魅力ではあるがガチ者の強者はそこまでの過程を大切にする。
オーラス時点では、本田選手の完勝でありほぼ着順に関しても順当な並びであった。ラス確定のアガリでも、傷口を広げない点では長いシーズンでは非常に重要な考えです。
事実、本田選手の素晴らしい闇聴によりトップ目に更に加点する事が発生し、雷電本田選手による雷電王子の荒稼ぎチャンスを与えてしまった。
浅井選手は、大振り一発逆転、攻撃参加率高めが特徴の選手であるが、このような場面を減らさなければ、長期リーグ戦においてチームのリスクになりかねない。セガサミーフェニックスは、女性選手の茅森選手が乱数となるので、浅井選手まで乱数となってはセガサミーフェニックスが不安定になり易くなる。
中盤戦・後半戦に向けて、微調整しながらチームポイントを堅守できるように浅井選手が調整できると、セガサミーフェニックスは、優勝に現実味が帯びてくるだろう。
10月11日(金)菅原・仲林・瀬戸熊・浅井戦において嬉しい初トップを獲り、セガサミーフェニックスは嬉しい全選手が初トップをクリアして、他チームより優位に序盤戦を展開できるようになりました。
竹内元太選手が、優秀過ぎます。
麻雀が強くなりたいファンは、竹内選手の試合は全て視聴した方が良いだろう。無駄な失点も無い守備の硬い麻雀でありながら、何かに固執する事なく場況と相手の手牌の推測や、自分の手牌の変化や自摸を鑑みた上でポイントが堅守した上でアガリに向かう姿勢が素晴らしい。
開幕2連勝を含む4試合全連対であり、2着2回共にトップを獲れる可能性が十分有りえました。新人1年目にしてこれだけの開幕ダッシュを安定して飾れる竹内選手は新生セガサミーフェニックスの新エース・新大黒柱となっています。
セガサミーフェニックスは、過去数年のMリーグを鑑みた上でも、初の首位3週継続をしており、今後の踏ん張りや飛躍にも大いに期待できます。
セガサミーフェニックスの目標としては、経験豊富なチームが目を覚ます前にリーグ戦の中盤戦までに500pt超えを実現できるとレギュラーシーズンを優位に進行できるだろう。先ずは、ここ4週間で実現した事を来週1週間確実にやり切る事だろう。
3-2.サクラナイツ
独占禁止レギュレーション!?
堀2連投デイリーダブル!個人3連勝)
2024年10月10日第1試合 高宮・堀・白鳥・園田戦南3局。園田選手が堀選手を相手に肌寒い季節にストリップ裸単騎をする舐めプをする。舐めプをしているが、最終的な待ち取りは1p3枚残りと意外と優秀な待ち。
無論同じ待ちなら多面張が優位である事には間違いありません。均衡した点棒状況に冷静な自摸アガリを見せて貫禄のトツプを確保した。
サクラナイツ森井監督の懐刀である堀慎吾選手は、Mリーグ36名トップ3に君臨するMリーグの代表的選手です。登板すればかなりの高確率で連対する可能性が高く、倒せる選手も一部の選手と限られています。
これは、メジャーリーグで1番大谷2番大谷に匹敵する位の破壊力です。
Mリーグではチームを牽引する堀・勝又選手などの圧倒的エースがいます。
これらの選手に対して、1週間に登板できる試合数は1試合までという独占禁止レギュレーションが制定される可能性もあるだろう。
堀選手の開幕5戦目にして1位4回4位1回の好成績により、サクラナイツを2位まで押し上げた上でMVP戦線暫定首位を確保しました。
3-3.麻雀格闘倶楽部
繊細な手順を魅せた高宮
2024年10月10日第1試合 高宮・堀・白鳥・園田戦南1局。高宮選手が繊細な手順を披露した。47m2s待ちの変則待ちで聴牌した高宮選手と25m待ちでリーチしていた園田選手。変則待ちで構えていた高宮選手に2mが自摸られた時に少考され、4mをリリースして間3mに待ち変化。4mは3枚持ちで壁に成り易く2mは放銃しても致し方が無かった。更に、2mをもう一枚自模り間3mから2m、2sのシャンポン待ちに変化させた。
園田選手の当たり牌2mを抑えた上で、ねらい所最高の2sを捉えたアガリは、今後の高宮選手の安定した活躍に期待できる内容でした。高宮選手が、本試合における高度なムーブメントを安定してできた上で、ポイントの失点を予防できれば麻雀格闘俱楽部は安定的にポイントが維持できたうえで、佐々木・伊達選手にポイントを伸ばす事を託せます。
今週の高宮選手は残念な2着となりましたが、内容では高宮選手の過去とは違った繊細さを感じられた希望の持てる試合となりました。
麻雀格闘俱楽部は、4選手共に安定した活躍を4週間みせており、暴発モードに突入しなければこのまま上位をキープできるチームです。
3-4.雷電
安定の雷電王子 本田
黒沢 歓喜の初勝利
10月8日 第2試合 鈴木たろう・浅井・鈴木優・本田戦のオーラスにおいて、浅井選手が鈴木たろう選手から間4sの見逃しをしてから本田選手が綺麗な5,800点をアガリ一気に雷電王子タイムが訪れた。本田選手は、開幕から雷電を力強く牽引しています。チーム内で一番若いだけ有って固定概念に囚われる事無く理想的な手段と手牌と他家の河から現実的な手段を取るのが非常に上手い選手です。
今期の雷電は本田選手が生命線です。
調子の良い本田選手とは言え、負ける時期も来ると思います。その時に他のチームメンバーが沈まずに踏ん張れるかかが雷電が今期セミファイナルに進出できるかに関わってきます。
黒沢 たいぎいんじゃわりゃ
2024年10月11日第1試合 黒沢・竹内・小林・鈴木大介戦。4週間チームを牽引している竹内元太選手と鈴木大介選手の好勝負だった試合。
オーラスに竹内選手にメンホン赤1と役牌が想定される鳴きに対して、黒沢選手が
「おどれのメンホン推定満貫など知らぬ」
「たいぎいんじゃわりゃ」
という気迫で67pの好形だけを残して、他の字牌や筒子を叩き切る。役牌赤1を確保できている上に全て両面待ちの好形が揃っている。このような形の時には、黒沢選手はブレない日和らない外さない。
リーチをして加槓をすると嶺上開花で8pを自模り上げて3着目から一気にトップを獲り切った。Vシネマに出演する姉さんの迫力のような攻撃と自摸アガリだった。
開幕から連続逆連対と厳しい逆境の中、黒沢選手にも今回のトップによりスタートラインに並べる事ができた。
3-5.赤坂ドリブンズ
浅見 巨人を制す
園田 秋空のストリップ
2024年10月8日 第1試合 瑞原・浅見・萩原・竹内戦。瑞原選手が箱下を割り、セガサミーフェニックスの偉大な巨人竹内元太選手が圧倒的に優位な中、南2局。竹内選手の東・發の待ち取りが非常に優秀でリーチ時点で4枚全残り。対して浅見選手は鳴きを駆使して47s待ちのこれまた4枚残りと優秀な待ちとなった。この勝負に勝った者がこの対局を制すといっても過言ではない勝負所。自模り上げたのは浅見選手だった。
そして、嬉しい初トップとなった。
浅見選手は赤坂ドリブンズ昨年参加してから、一見ラスを多く引いている選手のように思われやすい。筆者からみれば、浅見選手はデビュー1年目からMリーグの猛者達が参入する卓に喜んで参戦している点が非常に評価できる。現時点では僅かな感覚の違いで負け越しているが、ここ数年間のガチ卓で強者と戦い切った試合は全て浅見選手しいては赤坂ドリブンズの強さに変化するだろう。
目先の上っ面の勝利を欲する軟弱な選手が多い中、敢えて強い選手が参加する試合に飛び込んで戦い続けるママさんMリーガーは応援したくなる。
プロアマやオンレで活動する雀士も含め、麻雀が強くなるのに重要な要素は、以下の3点があげられる。
強い対戦相手と対戦する。
真剣な対局でどれだけ沢山思考できるか。
勝っても驕らず、負けたら敗因を探り明日の試合に活かす。
浅見選手は、今正にこの状況を実践しているので、見返しの復習さえ確り怠らなければ何れ強い女性選手の一員になる事は間違いないだろう。
園田 まりしゃんに送るストリップ
園田選手は、過去のMリーグで名作を残し続けているMリーグ映画監督ですが、この裸単騎は過去最低の駄作です。
園田選手の心境を推測すると
「未勝利戦でまりしゃんにトップを取らさなければ!」
「そうだ、稚拙な攻撃をして守備力ゼロにして、まりしゃんのリーチで放銃するのが一番良いだろう」
「まりしゃん。俺の裸になった愛情を受け取ってくれ。」
堀「リーチ。」
園田「その役割はまりしゃんが。・・・・」
堀「リーチ一発自摸」
園田「そのアガリはまりしゃんが。・・・・」
園田の愛を確り受け取ったのは堀選手だった。
ここ2週間のドリブンズは、鈴木たろう選手に続き、酔っ払い麻雀を披露した上に裸になってしまった園田選手がいた。興行を盛り上げたいというのは分かるのですが、技術を間違った表現にしてしまうと酒飲んで堕落したオッサン2人が何かしているとしか見えません。
3-6.Pirates
2年ぶりの大敗
今週のPiratesは試合有りましたっけ?
それ位存在感が無かった。
全員内容の如何に問わず、全員逆連対。
昨年の1年間は誰かが大敗したら誰かが連対して踏ん張る強さがあった。
昨年完全優勝したチームが今週のような停滞した試合は見せてはいけない。
強いチームだからこそ張りのある成績を残して欲しい。
3-7.BEAST
重力が凄い
昨年1年目デビュー時に大敗してでも、真剣にMリーグの麻雀を受け止めて対策を講じる必要性があった。残念ながら1年目のMリーグでそのように真摯に麻雀と向き合ったのは鈴木大介選手だけだった。
鈴木大介選手は、3着をとっても常にトップ争いに絡める位置にいる状態を維持しており、4週間の試合結果を鑑みても非常に内容を伴う結果を出している。
女性陣のラスの取り易さという重力がBEASTに重くのしかかる。
チームに1人分位の重力であれば、他チームと同様に3選手の踏ん張りで何とか頑張れるのですが、2人も重力となる選手が居るとポイントゲッター2名の内1名が崩れるとBクラス確定チームとなってしまう。
昨年直視してこなかったツケが今正に来ている。
来年もやり切ろうと思うのであれば、目の前の1試合1試合を大切に消化して自分達の糧にしていくしかないだろう。
3-8.ABEMAS
白鳥 トップラスはプラス?
今週月曜日、白鳥選手1着日向選手2着と好調の出足をみせ、ABEMAS復調の兆しが見えるかと思えば、白鳥4着松本4着と散々な結果になる。
開幕から4週間、唯一の見せ所が多井選手の連投による連続連対(チョンボ付き)のみという寂しい結果となる。
今年のテーマは、雷電とBEASTを持ち上げて選手入れ替えのレギュレーションを回避させよう!というテーマなのだろうか?
3-9.風林火山
瑠美 距離感遠すぎて草
瑠美選手の試合が淡泊過ぎて話になりません。
字牌や端牌が多いと中張牌を早めに切り出して、メンホン・チートイツもしくは完全下手降りをする局数が多すぎます。
そのような局面が多いから、他家の攻撃の精度(枚数のカウント精度)が高まり他家に余計に得するような手組みをしている。
どうしようも無い手牌でも6~9巡位していたら、役牌のみでも上がれるケースが多々ある。
そしてそのような姿勢から、このチーム雷電・BEASTの選手入れ替えのレギュレーションにリーチが掛かっていることをフォローする事に意識しているように感じる。
4.今週のMVP
・サクラナイツ 堀慎吾
連投連勝個人3連勝。5試合参加トップ4回ラス1回の圧倒的な成績。
・雷電 本田朋広
雷電が中位に粘り強く位置づけているのは本田王子の活躍による。
5.その他
今週は久しぶりに堕落した試合が多かった。
そんな中光輝いていた選手は、竹内・浅井・堀・鈴木大介・本田選手のように感じました。
今週だらけた試合に感じた理由は、試合の多くが実力で勝てない選手に対して、強い選手の多くがその勝てない選手に勝ち星を与えようとする姿勢が全面に出ていたからだろうと思う。
来週以降の見どころは、
✅未勝利戦 実力で初勝利を掴み取ろう。
✅セガサミーフェニックス4週連続首位確保なるか?
✅連勝戦 堀慎吾3連勝、渡辺太2連勝
✅松ヶ瀬 結婚祝いの勝利なるか?
✅下位チーム 重力に反発できるか?