見出し画像

描いている時の視界の話【1から学ぶイラスト】

1からと言うよりもはや0からなのでは…??

①視野を広くして描くように意識する

初心に帰って勉強している中で、自分が絵を描いている時どこに集中しているのか、どこを見ているのか、についてふと考えました。それで改めて意識してみると、自分が線を描いているときにペン先の一点を追っていることに気づいたのです。視野が狭いにもほどがある!で、いちいちキャンバスを縮小して全体を見て、また拡大して描いて、していました。ペン入れや着彩の時はさておき、ラフの段階では最初から全体を見ながら描けた方が余計な動作も減るし絶対に良さそうです。

どおりで…以前から、全体ができてないうちから細かいパーツを無駄に描き込む余計な時間があるなーと思っていたんです。
デッサンの時に使う鉛筆の芯を長く出して削るのも、今思うと画面と手元に距離ができるおかげで視界を広くして描くためだったのかも?わかりませんが。

②画面の状況を見ながら描く

この問題に気づいてから意識してペン先を見ないで描いてみると、画面全体とは行かずとも、描いている周辺の画面が見えるようになってきました。
一本の線を引いただけで画面内の状況が結構変わることにも気づきました。その結果、線一本一本に重みを感じるようになり、いわゆる迷い線がすごく減りました。

さらに描き進めていくと、言葉で表現するのが難しいのですが、画面の面積のバランス?一本の線の内側と外側の余白の比率の変化?のようなものを感じるようになってきました。それからなんとなく、画面内に人物を配置する時のバランスが取りやすいように思います。

③よく聞く初心者向けの練習方法

絵の講座で初歩の段階に「点と点を繋ぐ、まっすぐな線を引けるようになろう」「キレイな丸を描けるようになろう」と書いてあるのを見たことがあります。
私はてっきりペンの使い方に慣れるためとか、絵を描く中でまっすぐな線とか丸は絶対に使うので、描けるようになっておこう!みたいなことだと思っていました。
でも気づいたのですが、点と点をまっすぐな線で繋ぐのは、視野を広くして描くとびっくりするくらい簡単にできます。キレイな丸を描くのも、一周して戻ってくる描きはじめの地点に目を止めて、線の内側の面積を丸く残すように意識すると、意外と上手く描けます。これってもしかして…そういう感覚を覚えるためのトレーニングだったりしますか??

これからは真面目に線を繋ぐし、丸も描きます。
初歩の練習、とても大事です。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集