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自然なポーズを描きたい①【1から学ぶイラスト】

はじめに

まっすぐな線を描いたり、キレイな丸を描いたり、その他にも立方体や円柱を描いたりする基本的な練習の重要性を、改めて実感している日々なんですが、やっぱり人の絵を描きたい!!

上手い方々の作品を見て、どう言うところに自分が惹かれたか考えた時に、人物の表情もそうですが、生き生きしたポーズやキャラクター性に合った仕草が特に好きだと気づきました。
リアルで説得力のある絵は、なんだか親近感がわくし感情移入しやすいです。自然か不自然かは見た人によって感じ方は変わると思いますが、画面内のその人物のキャラクター性や状況を考えた時に、自然に見えるように意識して描きたいです。
これは最終的な理想であって、それを描く力が無いと始まらないのですが。

「自然なポーズ」はどこからくるのか

何をもって「自然なポーズ」なのか、難しい問題です。
難しいので逆に「不自然だと思うポーズ」の要素を考えてみることにしました。その中で、こうしたら「自然なポーズ」に近づくのでは?と気づきもありました。

●一点透視だけで描かない

一点、二点、三点透視の表現が適切か分かりませんが、画面の中に描くのも自分と同じで厚みのある人間なので、一点透視的な正面だけの絵より、奥行きや厚みが伝わりやすいように描いた方がいいのではと思いました。
正面からもかけたほうがいいのですが。苦手な斜めアングルをちゃんと描けるようにしたいです。

●人体模型みたいに固いポーズにしない

骨格筋肉の勉強のために人形みたいなポーズで人間をたくさん描きますが、「自然なポーズ」とは違うと思います。
自分でまっすぐ立ってみると、体重を支えてバランスを取るために、体のどこかは傾いたり曲がったりしているなーと気づきます。
キャラクターの楽な姿勢、しそうな動作を考えて描けるようになりたいです。三面図を描く時は逆に動かしすぎるのは良くありませんが…。

●手を描く

冷静に考えて、手って描くの難しすぎますよね。
でも手が見えるのと見えないのでは、表現の幅がだいぶ変わってきます。手のジェスチャーだけでなく、物を持ったり触れたりもできる。手を描いてみると、それに合わせていつもは描かない体の動きを考えられたりもできます。
私自身苦手なのでまた別で勉強ノートを描きたいです。

●ポーズをとっている時に体のどこに力が入っているのか意識する

美術解剖学を本を読んで勉強している時「おー!ほんとにここに筋肉ついてるー!」と、実際に自分の体を触って確かめて感動したりしてるのですが、ポーズを描く時も、同じように自分で体感してみると理解が深まりました。
自分が思ったよりも力が入っているポーズだから、もっと力んで見えるようにしよう〜とか、逆にこっちは力がそんなに入っていないから無造作な感じで〜とか、色々考えられて楽しいです。

●重心と重力をうっすら考える

まだ突き詰めて学び直していないのですが、上記と同じように自分自身の重心を実際に意識して描いてみます。重量感を描けるようになりたいです。
腰くらいに重心があってそれを前後左右でバランスよく支えておけば、なんかいい感じになる!とふわっと理解しているので、ちゃんと勉強したいです。
今は重心をよくわかっていないからこそ、躓いてる人は描きやすいです。なんとなくアクション感が出るのでこれはこれで好きです。

●人物の感情とキャラクター性にあったポーズを考える

自分の描いた絵を見返して「これどんな気持ちの顔だ??」となることがありました。ポーズは元気なのに顔は無表情だったり。身体と表情がリンクしていないとすごく不自然に感じるので、意識してそうならないように描きたいです。ここまでポーズばかり気にしていましたが、もしかすると、まず表情や感情ありきで、次にそこに合う仕草を描いていくと、私の理想の「自然なポーズ」に近づくのでは?と思い立ったので試していきたいです。


長くなったので後日②を書きます。


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