GoogleとMicrosoftのAIの違い

尾原和博さんの著書「」の中でAppleのコンセプトとGoogleのポリシーの違いについて言及されています。Googleのポリシーが「デジタルインフラ」であることを参考にさせていただき、Microsoftの在り方と共に考えてみました。

MicrosoftのOfficeはツールに徹している

文章を書くためのword
データを整理する為のexcel
コミュニケーションの為のteams

と言った具合に、各ツールは実に明確に作業目的を達成するために存在する。
そのMicrosoftのコンセプトに違わず、copirotは生成AIツールとして独立している。

GoogleのAIは

copirotが独立していると表現する理由は、対するgoogleのAI(ここではあえてgeminiと言及しない)が独立していないから。
google検索を使っている人は既にご存知の通り、検索結果の最上部にまとめとして表示されるようになった。コレは元々google検索のポリシーが「デジタルインフラ」として、調べ物をシンプル且つ簡潔にすることが目的だったからだ。この検索結果への表示される以前からGoogle検索は、“調べ物ツール”として約85%が1ページ目しか表示されずに離脱していることが分かっていた。

奇跡のブラウザ間連携

さらにはだからこそこのタイミングで、ブラウザの連携が実装されたことは驚いた。edgeやsafariにgoogleアカウントでログインし、Google関連のWebツールやタブのブラウザ間共有が可能になり、上記の検索結果表示も合わせて提供されている。(検索エンジンは99%以上Googleのシェア)
また逆にGoogle Chrome上で、Bingのトップページ表示させるプラグインも公式に公開された。
コレができるのhq、一見同業としてシェアを奪い合うような競合他社とでも、自社の事業コンセプトをしっかり提示して交渉すれば協力関係が成立するということ。良い見本を提示してくれた。

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