
イラストレーター白井匠さんに出会えた僕たちの幸運。本の表紙ができるまで。
今回の表紙イラストを担当してくださったのは白井図画室の白井匠さんです。素敵でしょう!?
白井さんの手がけられてきた本の表紙イラストをウェブ見つけたは今年の1月。温かく、柔らかい。つい手に取りたくなるようなイラストだ。しかも本のメッセージがじんわり伝わってくる。僕たちはすぐにメールで連絡をした。(たとえばこの「仕事ごっこ」↓)
一回目の打ち合わせは新宿のルノアール。企画趣旨などで意気投合し、白井さんは前向きに取り組んでいただけることになった。数週間後に、白井さんがいくつかの表紙イラストパターンを送ってくださったときには、まあびっくりした。
「ここまで本の内容を表現したイラストが可能なのか!」
そして、装幀デザイン担当の長沼直子さんも加わっての、大ブレスト大会。出るわ、出るわ、魅力的なアイデアの嵐。僕はルノアールで快感に浸りました。
「ああ。これだから本作りはやめられない」
そうです。本を作っていて、一番僕にとって愉悦な時間は、こうやってみんなでワイワイガヤガヤ表紙を作っていくラストスパートの時かもしれない。ああ〜楽しかった・・・
(打ち合わせ風景)
(どんどんアイデアが書き込まれていく、ゲラ)
こうして完成した表紙イラストが白井さんから送られてきた時、僕はまあ嘆息しました。うん。生きているとこんなに楽しいことってあるんだ。勝手に出版前から満足に浸ってしまいました。この表紙には、本のメッセージである
「学校はあるものでなく、つくるもの」
「学校をつくるのは、先生だけでなく、保護者、地域の人、生徒、みんなでワイワイガヤガヤ取り組む楽しいプロジェクトである」
「さあ、みんなでいっちょやったりますか!の行動宣言」
が十全に表現されていました。「もはや本文読まなくてもよくね?」ちょっと心配になったほどです。白井さん、今回は本当にありがとうございました。また一緒に仕事がしたいです!
そして、僕が白井さんの作品の中で一番大好きなのがこちら。
「子どもが成人したとき、上京するとき、結婚するとき、子どもが生まれたとき、あなたは何を贈りますか。
この本は、子どもが誕生してから、二十歳になるまでを記録し、
成人したわが子にプレゼントするメッセージブックです。」
僕はこれ長男に一冊買いまして、もうすぐやってくる次男にもう一冊買う予定です。街で白井さんに会ったらぜひサインをねだってみてはいかがでしょう。素敵なイラストを一瞬で描いてくれますよ。
発売まであと一ヶ月!今回の表紙の装幀デザインは長沼直子さんにも最大の感謝と敬意を!!!