【文章の基礎を磨く】「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を読んでみたら理解できなかったので整理①
場所にとらわれることなく仕事ができるライターという職種に憧れを抱いた私はもう32歳。
ライターにおすすめの書籍として取り上げられることの多い「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を購入し早速読んでみる。
「いまさら」なんてことはない。いつもここが始まり。
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【ガイダンス】その気持ちを「翻訳」しよう
書くために考えるのではない、考えるために書くのである。
ガイダンスでは、自分の気持ちを言葉にする際の「書けない」について述べられている。問題は2点に集約されているという。
1. 文章を書こうとすると固まってしまう
2. 自分の気持ちをうまく言葉にできない。
結論は、書くことをやめて翻訳すること。頭の中の「ぐるぐる」を整理し、適切に翻訳することが重要となる。
「なんかよくわかんないけど面白かった」といった、あいまいで漠然とした感情に、論理の串を突き刺すために、整理・再構築をしアウトプットに繋げる必要がある。
頭の中を整理することは考えることに繋がる。考えるために書く。書くことは考えることであり、「書く力」は「考える力」なのだ。
ここまで読んで理解したつもりになっていたが、図に起こしている最中で疑問が湧いた。
「書く」のではなく「翻訳」することが重要というけれど、翻訳も結局は書くことなのでは?
書くのをやめるというけれども、やはり書くしかないのだ。
ここで私の見解は、「書く」という行為は2段階に渡っており、整理・再構築のための「書く」と、最終的なアウトプットの「書く」があるということ。
いきなりアウトプットをするということは、「考えてから書く」もしくは「考えずに書く」ということだ。作者は「考えるために書きなさい」と述べている。これが翻訳するということだ。
翻訳では、①再構築、②再発見、③再認識の「3つの再」があるという。
聞いた話や、地図・絵・写真などの内容を人に話すことで、理解が深まり、結果的に翻訳の技術が向上するのだ。
書く技術は一生の武器となる。この本がライター以外の方にもおすすめされる理由が少しわかった気がする。
「書く技術」とはすなわち「考える技術」、そして「伝える技術」なのだ。ライターの場合も、リサーチした情報をまとめ、翻訳する力が必要となる。
自身のフィルターを通し、最適な形で相手に伝える。これはコミュニケーションが発生する場では必ず必要となる技術であろう。
ということで、今回はガイダンス「翻訳」についてでした。お腹いっぱいなので分割します。