見出し画像

「サッカーってどんなスポーツ?」をもう一度考えさせてくれる一冊

「どんなトレーニングをしたら、サッカーやゴールキーパーが上手くなるんだろうか。」

という疑問を持っていた。

そんな時にこの本を読んだ。

この本は私に、サッカーは「競争」ではなく、「闘争」のスポーツだと教えてくれた。

そして、私は以前Twitterで本の感想をツイートしました👇

サッカーとは「競争のスポーツ」ではなく「闘争のスポーツ」である。またゲームにおいて「技術を発揮」するのではなく「影響を与える」こと。
だからこそ「振る舞い」が重要。そもそもの「思考態度」を変えないと…
今後の指導に繋げていきます。
@ka_zumakawauchi
さん
ありがとうございました。

学んだことを3つにまとめて書いていきます。

サッカーとは「競争のスポーツ」ではなく「闘争のスポーツ」

まずは「競争のスポーツ」と「闘争のスポーツ」の違いについて、本書を引用しながら整理していきます。

以下引用👇

「競争」とは、「『異なる時間』または『異なる空間』において、その優劣を争うスポーツ競技=ゲームである。そのため、争う者同士は、相手競技者(以降『競争者』との混乱を防ぐため『プレイヤー』と表記する)に対して妨害を加えることができない、または許されていない」と定義される。対して「闘争」は「『同じ時間』かつ『同じ空間』において、その優劣を争うスポーツ競技=ゲームである。そのため、争う者同士は、相手プレイヤーに対して何らかの妨害を加えることができる、または許されている」と定義する

サッカーとは、同じ空間に相手が存在し、その中で同じ目的(得点し合う)を目指しながら行うスポーツである。

なので、同じ得点を取り合うボーリングやアーチェリー等の競技とは異なる。

また同じ空間で行うのでテニスやバレーボールでは起こらないような、人と人の接触がある。

さらに柔道のような個人競技ではない。サッカーは団体競技である。

そのためサッカーは団体闘争競技と言われている。

そしてよく考えると、日本の団体闘争競技ではあまり大きな結果を得ることができていない。

サッカーやバスケットボール、ラグビー、アメフトなどの大会では世界を制覇するということができていない。

僕自身もこのように、スポーツを分類しサッカーを考えたことがなかったので、改めてサッカーというスポーツは団体闘争競技であることを認識しました。

ゲームにおいて大切なことは「技術を発揮すること」ではなく、「相手に影響を与えること」である

先ほども書いたようにサッカーとは同じ空間に相手が存在し、その中で同じ目的を目指しながらグループで闘うスポーツです。

なので試合中において完璧に技術が発揮できる場面はほぼありません。

なぜならば相手が常に存在し、状況が変わるからです。その認識がずれているとトレーニングの方法も変わってきてしまいます。

例えば、アーチェリー等の競技は基本的には同じ条件下で試合を行います

同じ場所に立ち同じ的に向かって矢を放ちます。そして、その矢が刺さった場所の良し悪しで試合の勝ち負けが決まります。

つまり、競争の競技では自分の技術を発揮する権利があります。

しかしサッカーには自分の技術を発揮する権利がありません。邪魔をする人がいます。

つまり、相手に邪魔されながら、相手に影響を与えながらプレーすることが前提としてあります。

なのでサッカーでは常に相手ありきでトレーニングを考えなければならないなということを実感しました。

「振る舞い」が大切

サッカーは相手に影響与えるスポーツと考えると、常に振る舞いが大切なんだということがわかりました。

僕は子供のころからテレビでヨーロッパのサッカーを見ていました。

その時、スーツで会場まで行ったり、髪の毛をきちんとセットし試合をしていました。

一方日本では、全員坊主のチームがあったり、髪の毛をセットすることが許されないチームがありました。

僕が所属していたチームもワックスで髪を整えることがあまりよしとされていないチームでした。

ただサッカーにおいて相手に影響与えることが大切なので、かっこつけたり、びしっと決めて試合望む事はとても大切だということを改めて実感しました。

まとめ

この本ではサッカーとは、競争のスポーツではなく闘争のスポーツであることを学びました。

そして闘争のスポーツである以上相手に影響を与えなければなりません。

そのためには、振る舞いが大切だと言うことを学びました。

なので、今後僕は小学生や中学生を指導していきますが、その立ち振る舞いや試合に臨む姿勢というか格好も指導していきたいと思います。


#推薦図書

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?