無申告の税務調査は無申告だった理由が重要
無申告でも税務調査があります。
重要なのは「無申告だった理由」です。
無申告の理由
今まで無申告の方からのご相談を受けてきました。
無申告の理由としては
・確定申告の方法がわからずズルズルと無申告が続いてしまった
・税金を払いたくなかった
・源泉徴収(天引き)されているので申告はしなくていいと思った
・親や配偶者にお願いしていたが死別や離婚等でお願いできなくなった
・自己破産の手続き中に弁護士とトラブルになり無申告が続いている
・副業でも申告が必要だと知らなかった
など様々です。
副業の申告をしなければいけなかったことを知らないということもありました。
ただ、事業での収入について申告しないといけないことを知らないというケースは少ないです。
無申告の理由によって加算税に影響
無申告における税務調査では無申告であった理由を問われます。
納税は義務であるので義務を怠った理由を聞かれるのです。
理由によって加算税などに影響することもあります。
税金を払いたくなかった、何とか誤魔化したかったなどであれば重加算税になってしまう可能性が高くなります。
源泉徴収(天引き)されているから申告しなくていいと思ったなどであれば無申告加算税になる可能性が高いです。
無申告の理由によって加算税に影響してくることもあるのです。
嘘や事実と違うことは言わない
「じゃあ知らなかったことにすればいいんですね」と言われたことがありますが、それはいけません。
嘘や事実と違うことを言ってしまい後で発覚すると重加算税になる可能性が極めて高くなります。
なお税理士に対して嘘をついていても重加算税になってしまうことがあります。
無申告の税務調査対策
無申告の税務調査対策としては、とにかく確定申告をすることです。
税務署から連絡があった以上は確定申告をしなければいけませんから、税務調査の前に5年分の確定申告書を提出することです。
5年というのは原則として税金の時効が5年だからです。2年だけ無申告であれば2年だけになります。
一番負担を減らすようにするためには
「税務調査の前に」というのは
・加算税に影響
・早期終了のため
です。
とにかく税務調査が始まる前に確定申告をすることが一番の対策になります。
事前に対策するかどうかで大きく結果に影響してきます。
税務調査や無申告でお困りの際はご相談ください。
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