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【フリーランスの税務調査】困ったケース:消費税の申告を忘れていた
フリーランスの税務調査で指摘されることがあるのが消費税の申告についてです。
消費税の申告義務があるのに申告していなかったケースが多いです。
消費税の申告も
フリーランスになると確定申告が必要だということは理解されている方が多いです。
ですが、消費税についてはよくわからないと言われることもあります。
通常は所得税は3月15日、消費税は3月31日が申告期限となります。
一般的には所得税の確定申告書を作成するときに一緒に消費税の申告書も作成することが多いです。
なので消費税だけ申告を忘れることは無いと思われるのですが、意外と申告をしていないケースもあります。
消費税だけ無申告に
所得税の確定申告だけしていて消費税が無申告となっていると当然ながら税務調査で指摘されます。
通常、フリーランスの場合は2年前の売上金額が1,000万円を超えていれば消費税の申告が必要となります。
1,000万円を超えているのに消費税の申告をしていないと無申告となります。
所得税の申告で売上金額が1,000万円を超えているのに消費税の申告をしていないと指摘はされるのですが脱税といった扱いになることは少ないです。
所得税の申告で売上金額が900万円など1,000万円を下回っていると消費税の申告義務はありません。
これが税務調査によって売上げ漏れが発覚して1,000万円を超えることとなると消費税を脱税しようとしたのではないかと疑われることがあります。
もう一度チェックを
所得税、消費税のどちらも期限後であっても申告書を提出することができます。
意外と「期限を過ぎたら申告できない」と思われている方が多いのですがそんなことはありません。
もちろん期限後になるとペナルティもあるのですが、無申告のままで税務署から指摘されるよりは良いです。
所得税の確定申告を忘れることは少ないでしょうが、消費税は意外と漏れてしまっていることがあります。
もう一度チェックしてみましょう。
税務調査のご相談をお受けしております。